GWに突入したましたね。事務所は3-5日がお休みの予定です。

毎度のことながら、遅ーいUPですが、今回は私の備忘録と云う事で。。。
人生初の四国入りを果たした3月始め、民家協会のイベントで高知に行ってまいりました。
プログラムの中に「田中石灰工業」さんがあった為、どうしても行かなくちゃ!!!と。
高知は石灰の採れる土壌があるため、石灰の生成工場が多かったようですが、それと共に台風の進路になっている事から「土佐漆喰」などの通常の漆喰よりも強度のあるものが生まれてきたそうです。
昨年、初めて「土佐漆喰」を仕上げで使用しましたが、その時の製品もここ田中石灰さんのものでした。

Ta01採掘された石灰岩。これを焼き、石灰灰を作ります。 

 

 

 

Ta02伝統的な石焼竃。

この中に石灰岩を入れ、焼いていきます。

ここ田中石灰さんでは、重油を使用せずに炭と塩を用いた、伝統的な塩焼灰製造法での精製を続けています。

モクモクと煙がたちこめた建物は、内部が炭で煤けて何ともいえない雰囲気を醸し出していました。

写真内の左下の窯の下では、焼かれた石灰=石灰灰が溜まる場所があり、その石灰灰に水を混ぜる事で消石灰が出来ます。

昔、体育の時に使用していた白いラインの元。あの粉も消石灰です。

消石灰に精製される過程で、純度が高いものから低いものまで、用途に合わせていろいろなものへと使用されていくそうです。

農業用や食品用、そして建築用など・・・・

前述の土佐漆喰は、漆喰にワラスサを練り込み発酵させたもの。土壁もワラスサを土と混ぜて発酵させていますが、土佐漆喰も発酵させたワラスサのお陰で粘りが出てクラックが発生しにくく、雨の多い土佐地方ならではの素材なのだと改めて感じました。発酵しているため、塗り始めはたまご色。。。これが何ともいえなく美しいのですが、日光にさらされて、だんだんと白くなっていきます。

不思議ですね。

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