31755946 どんな家かと興味があって、年末に読んでみました。

要約すると、小学生までの(註:この本でいうところの、頭の良い子は中学受験に関してのようです。)子育てには、親子のコミュニケーションが大切なので、個室の子供部屋は必要ない。個室がある場合も、工夫次第でコミュニケーションを取ることができまよ。というものです。

建築的には、目新しい内容はなかったのですが、別の角度からの子育て本という読み物としては、おもしろいのかもしれないなぁと、感じました。

が、この著者プロデュースの住宅が人気のようです。先月(もう昨年ですね)の朝日新聞や、日経ホームビルダー12月号(これも去年です)でも取り上げられていましたが、若いご夫婦からの問い合わせが多いとか。少子化と言われて久しいですが、子供にかける教育費は昔に比べると、高くなっていると思います。「頭が良い子が・・・」と言われると、気になるのが親心です。

私も、ある時期までは個室は必要ないと思っている方なので、小さいお子さんがいらっしゃるお客様には、いずれ個室にできるようなプランをお勧めすることが多いのですが、


暮らし方、考え方は十人十色なので、やはり個室を・・・と、望まれる方もいらっしゃいます。そのような方には個室があっても、気配を感じるような間取り、必ずリビングを通って子供部屋に入るプランなどを提案させていただいています。

間取りだけで、頭がよくなるわけはないのですが、家族のコミュニケーションを取るのには良いです。現在、マンションなどで個室しかない・・・という場合は、ドアを外してみるというのも、手ではないでしょうか。

ところで、我が家と言えば・・・大変狭いので、図らずも子供部屋という個室がありません。子供たちとは、本当に良くコミュニケーションが取れ、中1の子供は私が洗濯物をたたむ脇で宿題をやっていたりします。・・・が!アタマは残念ながら・・・です(涙)。

東京は明日から中学受験、2/10からは高校受験が始まるようです。センター試験もつい先ごろ、行われましたね。頭の良し悪しは別として、どの子も今までの努力を存分に発揮できますよう、同じ子供を持つ親として、祈らずにはいられません。

サクラ咲きますように