女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

14年目の3月11日

 

 

東日本大震災から今日で14年

犠牲になった方々のご冥福を改めてお祈り致します。

 

先日の大火事の大船渡、、、、

ようやく復興してきたところでの住まいの喪失、、、

ニュースを見ながらその運命に胸がつまる思いでした。

 

14年目の今日、先日耐震診断をさせていただいた方が

今後のご相談に見えました。

その際にご出身が東北で

ご自身は当日は東京にいて

デパートに朝まで待機する事に

親戚やご実家が津波で流されてしまい

その状態をまざまざと見た話をして下さいました。

 

そのため相続された建物の状態を何とかしたいと

熱く語っていらっしゃいました。

改修か建替えかも迷っていらっしゃったので

現在の建築費の高騰と、改修に掛かりそうな費用などをお話し

どうされるか検討いただく事に。

 

住宅医の調査や耐震診断をさせていただくと

この建替えか改修か問題に毎回ぶち当たります。

残す価値があるかないか(歴史的にではなく、ご本人達のお気持ちの中で)

あまりに耐震の評点が悪いと、簡単に評点が上がらず

工事費が上がってしまう。

建替えると今より建ぺい率・容積率の関係で小さい建物になる。

(そうでない場合もありますが、多いです)

みなさんそこでせめぎ合い、

悩み、決定されるのですが、

2025年4月からは、更に建築基準法の改正で大規模な改修時には

『確認申請が必要になる』という更に悩ましい状態になります。

古い建物は検査済証や完了済証がないものも多く

法令遵守されていない(そちらの方が多いかも、、、😅)ので

ハードルが上がります。。。

また、完了済証はあれど現行法を訴求され大変な事になる建物も!

(RC造や鉄骨造、古いEVがある物件などに多いです)

 

今日はその辺りもご説明させていただきました。

 

本当に悩ましい状態で、、、

国は既存住宅を残したいのか

解体したいのか、、、、どちらなのでしょう。

(解体したいなら、解体費用にもっと補助金出して〜〜〜😅)

 

でも、、、、

どちらになったとしても、良い選択だったと思えるように

お手伝いできると良いなと思います。

 

暖かくなったと思ったら、今日は寒の戻り。

肌寒いですね。

目黒川の桜🌸はまだ

先日行った虎ノ門ヒルズでは桜が咲いていました!

わくわくする季節がやってきますね😉

 

 

今日もここまでお付き合いいただき

ありがとうございました♪

皆さまにとって毎日が穏やかでありますよう

 

※スピカは東京都木造耐震診断士の資格を保有しております。

補助金の使用できる自治体もありますので、気になる方はお住まいの

自治体のHPをご確認ください。

(目黒区は上記の資格では補助金が出ませんので

目黒区役所にてご確認くださいませ)

 

よろしければ過去記事もどうぞ(別ページで開きます)

 

古民家再生の耐震_ナラノキのいえ
中古住宅のリノベーションのその前に_住宅医調査と報告書
穏やかに暮らすために出来ること
建築士として熊本を想う_その1

 

日本ブログ村ランキングに参加しております。

読んだよ!

のぽちっとクリックしていただけましたら、励みになります♪

 

にほんブログ村 住まいブログ 自然素材住宅へ
にほんブログ村

にほんブログ村 住まいブログ 女性建築士へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

カテゴリー
アーカイブ