女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

Concept 3

地球と仲良くする_温熱環境のこと

スピカでは自立循環型住宅という手法を基本にして設計を行なっています。
建物の建設地の地域性や、方位、日当り、卓越風などを読み取りながらの家づくり。

冬は日射を採り入れ、お日様の力を借り、
夏は太陽高度を考慮しながら日射を遮る。

冬は暖かく、夏は涼しく、一年を通して過ごしやすい家づくり。

これは自然エネルギーだけで暮らす住まいではなく、小さなエネルギーで暮らす家。
電気もガスも使用するけれど、なるべく少なく。
家計にも優しく。
地球にも優しく。

建築的に庇やバルコニー、格子などを利用しながらの家づくり。
この家づくりには適切な断熱と気密が必要となります。
その地域の気候に合った断熱性能を確保し、少しの熱源で暖かく暮らし、
同時に蒸し暑い日本の夏には日射しをさえぎり、熱を入れず、少しの冷房で暮らす。

この両面を考えたうえでの適切な断熱をご提案しています。

太陽や風と仲良くする工夫を施した家は、
住まい手さんの暮らし方の工夫も必要になります。
夏の日中のすだれや通風雨戸の利用。
冬の夜間の断熱ブラインドや雨戸の利用。日々の暮らしを愉しむように、
四季の暮らしを愉しんでいけると良いなと思います。

お打合せではご予算等も踏まえ、目指す温熱環境をご相談しながら、適切な断熱材の仕様を設定していきます。
*暮らし方の工夫については、2011年MYLOHASにて夏の節電対策をテーマにした記事を連載しておりました。
よろしければ、そちらもご覧ください。