年始に私が独立するキッカケとなったお客様から久しぶりにお電話をいただきました。

玄関ドアを木製の製作物としていたのですが、西日の良く当る場所だったため、一部分の板材が浮いてきてしまったそうで、ひとまず様子を見に行かせてもらいました。

独立当初は、このお客様の家のすぐ近くに事務所を設けていたので、時々ランチをご一緒させていただいたり、我が家より少し大きいお子さんがいらっしゃった事もあり、少し先を行く子育ての話を参考に伺ったりしていたのですが、引越してからは随分とご無沙汰してしまいました。

もうお子さんも社会人になられて、家が建ってすぐに飼い始めていたラブラドール君もすっかり落ち着いた老犬に。。。

小さい頃は、お家に伺うと嬉しくなって飛びついてきたりしていたのに、「来たの〜」とすり寄っては来てくれるものの、すぐに自分の居場所へ。

こちらのお住まいでは、当時出始めの「珪藻クロス」というものを使用していました。クロス職人さんからは「オープンタイム(のりを付けてからしばらく置いておく時間)後にシワになりやすくて、貼りづらい」と言われていましたが、腕の良い職人さんで上手く貼ってくれていました。久しぶりに確認しましたが、きれいな状態で安心しました。

実はこのお客様は、「無垢材よりも複合フローリングの方が好き」という、今の私の仕事のスタンスからは???という方でした。ですのでフローリング材も複合フローリングですが、愛着を持って住んでくださっているのが伝わってくるような、経年変化。

10年という歳月がこの家での暮らしに彩りを添え、外部の植栽も育ち、住まい手さんと建物も育ってきたのだなぁと感じました。

さて、木製ドアの方は・・・最近は木製ドアはオイル仕上げにしていますが、当時はウレタン塗装としていました。オイル仕上げのお客様には、メンテナンスをご自分で行っていただいていますが(オイルを塗るだけ)、ウレタン塗装はそのまま・・・・という事で、新たな板材を圧着するか、取り替えるか、アルミ製も考えてみようかという事になりました。

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今日もアクセスいただいた事、深く感謝致します。皆さんにたくさんの幸せが訪れますように。

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