成人式の今日、東京は時々薄日が射すものの、曇天で寒い一日でした。
こんなお天気の日は「キリンジ」の「エイリアン」が聴きたくなるなぁ・・・と、息子に貸したままだったCDの事を思い出していたら、FMから「エイリアン」が流れてきました。切ないメロディと、いつまでたっても暖まらない事務所。
でも、この曲は暖かい部屋でぬくぬくとしながら聴くのは、ちょっと違うかもしれない。そういえば、寒い小雨の日にも聴きたくなるなぁ・・・そんな事を考えて仕事をしていました。
うちの事務所は古いRC造。断熱材は当然「内断熱」です(入っているのだと、思います)。コンクリートは蓄熱するまでに時間がかかるので、事務所のように夜は空けている空間では、暖まるまでに時間がかかります。
最近、CMなどでもおなじみの「外張り断熱」(木造では、こう呼びます。RCでは外断熱)。RC造で外断熱を施すと、底冷えが和らぐ・・・というのが、私の体感です。現場検査などに行った時の「冷え」が全く違うのです。
けれど、外断熱は全館暖房が基本なので、どの物件にも適応できるかというと、そうでもありません。
今、設計しているRC造の物件は、静岡県という地域と「別荘」という条件のため、内断熱としました。たまに行く場所で、コンクリートに蓄熱させた頃には帰宅する・・・という不都合が生じるためなのですが、断熱もケースバイケースで考えていかなければなりませんね。
木造で外張り断熱を行う場合も、そのメリットを最大限に活かすには全館暖房(各部屋ごとの間欠暖房ではないという意味です)が良いのですが、部屋を細かく仕切ってしまうと、あまり意味がなくなってしまうので注意が必要です。
私は、個人的には関東地域では「充填断熱」(木造の場合は、こう呼びます)でも、充分ではないかと思うのですが、RC造の住宅は、外断熱をお勧めしたいと思います。
けれど、先日の鳩山首相の「温暖化ガス25%削減(対1990年比)」 宣言もあり、日本の住宅の断熱仕様にも変化がありそうです。
このあたり・・・これから動向など、気になるところですね。
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