住宅着工数減少の記事が出ていたのがついこの前。

6/20に建築基準法が改正されて、あまりの改正に検査機関もピリピリムードの中、様子見のメーカーも多かったと思うのですが、審査に時間がかかり着工が遅れる現象も出ていたようです。あまりに煩雑で、しかも理不尽な事も多く、建築仲間達と国交省に業界や経済連などから苦情が入るに違いないと話していました。

先日着工した物件は、木造2階だったため運良くそれほど時間は掛かりませんでしたが、それでも書類の量は約2cm!

ようやく昨日、一部見直しの緩和方針が発表されました。

大臣認定書の写しも、審査機関に求められた場合のみで良くなるらしく、同じ建材のものを審査機関側が持っていれば要らないとか・・・・今回、認定書集めが煩雑だったのですが、後の人の為に貢献してしまったなぁ。なんて。

そんな事を思っていた夕べ。

今日の朝刊で、また驚くことになるとは。


今度はメーカーが偽装?

しかも、住宅ではかなり身近な建材です。軒裏のケイカル板って。さらに認定書をニチアスからもらっていたので、慌てて確認。

大臣認定書自体は、何社かと同一番号でしたから、それこそメーカー変更は問題ないようです。

でも、結局のところ、該当商品が確認できていません。

知りたくてHPに行ってみましたが、アクセスできませんでした。これだけ耐震偽装が騒がれていたのに、建材で偽装するとは・・・・現場監督や設計監理者が確認できるのは、認定の取れている商品か、それが納品されて適切な場所で使用されたか。

出荷証明や商品に刻印してある認定番号などで確認しているのに、メーカーが認定取得の段階で偽装していては、何を信じれば良いのでしょうか。憤りを感じます。