女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

化学物質過敏症

建築士の友人から、久しぶりに連絡が来ました。

彼女は化学物質過敏症になったので、休業中なのだとか。

まだ、シックハウスの規制がなかった頃ですが、マンション内覧会に同行した際に、室内に入るや気分が悪くなったことが私にもあります。ビニールクロスと、その接着剤の匂いに体が反応したようで、外に出たら何ともなくなってしまったのですが、そのとき身体に悪いものは使いたくない。と、思いました。

彼女の話では、花粉症のようにある日突然やってきた感じだそうです。蕁麻疹と呼吸困難、体のむくみが主な症状とのことです。

彼女の話を聞いていたら、抗酸化工法という言葉が何回も出てきたので、根堀葉堀聞いてみたのですが・・・

要約すると、化学物質を中和する作用のある液体を、建材などに吹きかけて施工する工法らしいです。抗酸化溶液なるものがあり、彼女もそれを持ち歩き、ひどい時にはマスクに吹きかけると、ラクになるとか。

ネットで調べてみたら、抗酸化工法でたくさんヒットしました。勉強不足だったなぁと思いながらも、読めば読むほど、ハマればハマるほど?何となく宗教に近くなるような、そんな感覚になるのは、私だけでしょうか。

たぶん、それを紹介している媒体(本)の書き方のせいだと思うのですが。友人はその工法の仕事なら、普通に現場にいられると話していたので、効き目は確かなのだと思います。

環境のせいで、人の体がだんだんと弱くなっているのか、アレルギー患者も多くなっていますが、住宅に関して言えば、建材などから出ている物質+気密化が進んだせいだと思っています。スキマ風のない住宅が当たり前となりつつあり、そのために24時間換気の義務付けが必要となり・・・と、進化しているのかどうなのか、疑問に思います。

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