今年の桜の開花宣言は早そうですね。
ところで昨日の朝日新聞に、
住宅の耐震化についての記事が載っていました。
昭和56年以前に建築された住宅を一定のレベルで耐震補強をするときに、
各自治体で補助を出している事が多いのですが、
その補助基準の緩和がされるところが出てきたようです。
耐震診断の判定では、1.0以上が「一応倒壊しない」という基準なのですが、
1.0以上にしようと努めると、
改修工事費もかさむ事になるので改修を断念する方が多いそうです。
そこで判定0.7「倒壊する可能性がある」レベルへの改修にも、
補助金を出して改修してもらいましょう。という事らしいです。
公金を使って、半端な改修をするのは・・・
という意見もあるようですが、
雑壁といって耐力壁※1以外の壁※2も、
有効に作用することがわかってきているので、
決して無駄な改修ではないと思います。
平成18年度からは確定申告をすれば、
所得税の特別控除も適用されます。
耐震補強を考えている方は、
是非お住まいの自治体に確認してみてくださいね。
※1(地震力などをバランスよく受けるための壁で、筋交いや構造用合板などを使用します)
※2(たとえば、出入り口の上部の壁や、窓上の面積の少ない壁など)