女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

埼玉の久喜で継手を作る・・・

卒業式の翌日、日曜日は早朝から久喜にある和田工芸さんに行ってきました。

今回は民家の学校9期のボランティアスタッフとして。昨年、8期生として受講した私達は、台持ち継ぎ手の製作に取り組みましたが、今年は腰掛け鎌継でした。去年より難しそう!と思ったのですが、皆さん意外とサクサク取り組んでいました。

Photo 和田工芸の和田さんに手ほどきを受け・・・・雄雌を各班で作ってもらったので、なかなか合体できませんでしたが、あちこち削りながら、何とか帳尻を合わせました。私達スタッフも、作製しましたよ。

古くは固い広葉樹から、ヒノキ・杉を利用するようになって、日本の仕口や継手はより精巧に発展していったと言います。本当に智恵の輪?と思えるほど・・・海外にも継手はあるらしいのですが、もっと大雑把だという事でした。

日本では「」と呼ぶ台形の継手部分が、Pigeon (鳩)と呼ばれているとか。羽を広げているようだから・・・と説明されましたが、私も「蟻」より「鳩」というか「羽」の方が想像できるなぁと思います。

和田さんは、伝統工法を利用しての建築施工を行っています。また、大工さんの養成塾もやっていらっしゃいます(国家プロジェクトです)。技術を若い方に継承したい・・・と、先日私が行った、フォーラムの発起人でもあるそうで、人に伝えることの大切さ、情熱を教わった気がしました。

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2件のフィードバック

  1. >いいひさん
    実学ですね。ワークショップは楽しいですよ!
    見ていると、自分にも出来そう(身の程知らず)と思うのですが、似て非なるモノが出来上がります(笑)。職人技ですよね~

  2. すご~い!自分達で実際に手を動かすんですね。
    「人に伝えることの大切さ」、、、「やってみせ、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」山本五十六の言葉を思い出しました。(新潟県人ですので、、笑)
    墨壺・・・Spicaさんの原風景ですね!

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