女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

天竜の森その2

先日の天竜の続きです。

(ほとんど備忘録)

Photo_2

 

さて、下草刈り体験を終え、間伐体験もさせていただきました。

私は去年体験したのですが、

あの、

木の倒れる瞬間は何とも表現しがたく、

1本の木が倒れた後に、

ぽっかりと見える空が好きです。

 

今回は、民家の学校スタッフが考案した

「杉とひのきの標本作り」も作成したのですが、

出来ればいろんな樹種で作りたい!と感じました。

 

標本はこちら。↓

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

表皮・辺材・心材・葉・実・・・・・と、

採取したのですが、

ひのきの葉は裏の葉脈が「Y」に見えるそうです。

これが「X]だとさわらだとか。

自然の造形って面白いですね。

 

木こりさんのご好意で、

切り出した丸太を

山の上からワイヤーロープで吊り出す作業を見せていただいたり、

山持ちの守屋さんのご自宅(大変古い素敵な民家)見学もさせていただき、

盛りだくさんなメニュー。

 

締めは、去年伐採して埋めた「新月の木」を掘り起こす作業です。

私達が見学させていただいた製材所「TSドライ」では、

新月期に伐採した木で葉枯らしを行い

自然乾燥をし、トレーサビリティを行って市場に出しています。

「新月伐採」については、

まだ科学的に解明されていない部分も多く、

賛否両論ではあります。

 

新月期は木のでんぷん質が少なくなるので腐りにくいそうですが、

詳しく知りたい方は

エルヴィン・トーマの「木とつきあう智恵」を読んでみてください。

そんなこんなで、

昨年の木とご対面。

左が新月期の木、右が時期を外した木です。

新月の木が、絶対腐らない!という事は無いと思いますが、

1年経ったこの木は見事に期待通りでした。

新月の木はある意味神秘的でもあり、興味もあるのですが、

私はTSドライさんの葉枯らし、

自然乾燥の方を評価したいなぁ・・・

と思ってしまいます。

Photo_4

 

 

 

 

 

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