土曜日はこれからの木造住宅を考える会(通称:これ木連)の勉強会でした。
伝統構法に関する連続勉強会ですが、
今回は「住宅瑕疵担保履行法 伝統構法への対応はどうなるのか」という、
現実的なテーマで、私も来春からの物件で伝統構法の現場が始まる予定なので、
気合が入っていたのですが・・・
国交省の方もいらしていて、姉歯事件で一般の方が二重ローンを組む事になってしまい、
同じような被害者を生まないための、救済法と説明されていました。
それ自体はわかるのですが、保険料を建築費に上乗せ可ですし、
10年の保証しか付きません。
建築物の10年後って・・・・
そこからが、メンテの本番みたいな時なので、どうなんだろう?と、
いつも考えてしまいます。
が、良心的でない業者がいるのも事実ですし、
今のご時世では優良な業者さんでも倒れかける事もあるわけで・・・・
難しい問題です。
何だかんだ言っても、出来てしまった法には乗っ取らなくてはいけませんので、
さて伝統構法に於いては?
これが、ケースバイケースな感じらしく、通らない事もないけど、まだ整備中・・・
のような回答でした。
国交省の方々は、伝統構法に対しては理解を示している様子なのですが、
数社の保険会社の保険内容(加入条件など)を統一するようなので、
土曜に来ていた保険会社の方も
「うちでは、今はこういう見解でやってますが、統一されるとどうなるのか、わかりかねる」とのこと。
結局、ハッキリとはわからない・・・
という、何となく釈然としないままの帰宅となりました。