昨年末から見積依頼を掛けていた、加須の古民家再生の案件。
施工業者さんが決定し着工も間近と思われたのですが、
年始の北陸の震災で工事部隊が応援で出てしまうそうで
着工日が確定しない日々が過ぎていきます。
加須の住まいは昭和3年竣工の築96年の建物。
一人でお住まいだったお父様を姉妹お二人で介護しながら看取り、
長女のSさんが家の面影を残したまま、再築または改修したいと云うご希望でした。
スピカに相談にいらっしゃるまで、いくつも工務店さんを回ったそうで
その際、『開口部の多い間取りなので、開口部を潰さないと耐震は取れない』
『欄間は残せない』『古い家を残す意味があるのか(要約)』などなど、
この家の耐震を担保し、断熱を施し、階段などを合法的に(建築基準法に則った寸法)したい。
そんな希望が通らなく思案していたそうです。
たまたまスピカのHPにたどり着いてくださり、
『ナラノキのいえ』のブログ記事(すみません、未だに事例UPしていません💦)を
読んでくださってのご相談でした。
伺ってみると、とても趣きのある素敵な和室を持つ建物でした。
↓ 書院や透かし彫りも素敵です。
そこで住宅医調査を受けていただき、方向性の決定を行いました。
調査の結果、増築を数回行った事で屋根からの雨漏りが発生している事や、
基礎は大谷石のため、風化して砂状になり掛けている事、
きちんと土壁が残っている箇所と改築時に剥がしてしまっている箇所がある事なども
わかりました。
その上で今回は基礎も新規で築造し、元の建物部分は使用し
増築されていた部分を解体して新たに建てる事にしました。
ほぼ新築、、、、、
のため、確認申請が必要に😅
面影を残しつつ
暮らしやすい、素敵な住まいに生まれ変わる予定です。
今日もここまでお付き合いくださり
ありがとうございました♪
皆様にとって、心地よく暮らしを楽しめる日々でありますよう。
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