女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

SDGsな空家活用_房総の古い納屋のこと

 

今日は立春。

10年に一度の寒波を超え、少し穏やかな気温の東京でした。

 

 

先日、TV東京のガイアの夜明けという番組で、、、、

古材利用を扱っていました。

取材されていた古材商の長野の山翠舎さん。

2007年に受講していた『民家の学校』という勉強会に古材屋さんが2名いらっしゃり、

1人が木場で営業されている『ひでしな商店』さん、

もう1人が山翠舎の社員の方でした。

あれから15年も経っているのだと思い、感慨深く番組を観ました。

 

今、世界の潮流は自然保護や循環型の生活。

そう、SDGs、、、、

古材利用もその一環として取り上げられていましたね。

以前から出来るだけ環境に配慮した仕上げ材を使用していきたいなぁと、

また、個人的に古材の持つ魅力に取り憑かれている事もあり、

古民家再生にも携わってきましたが、

SDGs、、、というコトバを聞くと、何だか小っ恥ずかしい気持ちになる自分です💦

 

さてさて、今日のタイトル。

年始に友人のKちゃんに連れて行ってもらった、素敵な納屋のお話。

過去数回、房総の素敵なレストランfusabusaさんにお邪魔した記事を

こちらのブログでもご紹介していますが、

fusabusaさんは、その後色々な事情により店舗を手放し、

ご実家である房総の古い住まいにお引っ越しされたと聞いていました。

 

そちらでも何か始められる、、、、とは聞いていたのですが、

レストランではなく、体験型のお料理教室などを開いていらっしゃったそう。

 

この日、友人が趣味の染色を畑にあるレモングラスをお裾分けしていただき

行う、、、、との事で同行させてもらったのですが、、、、

染めながら室内も拝見させていただきました♡

 

 

納屋が素敵だから!!!との前振りがあったので、楽しみにしていたのですが

本当にその通りでした〜

 

敷地にはお庭と小さな畑を囲み、立派な蔵と古民家と納屋が建っていました。

↓ 古民家(母屋)側からのショット。

 

 

この日はお天気も良く、のびのびした空気感の中で染色を楽しみました。

納屋の外観も心を奪われましたが、室内も素敵💓

納屋の外壁は元々この色だったそう。

 

 

ご両親が他界され、空き家になっていた住まいに移り住み、

敷地内にあった納屋を再生されたそうです。

これこそ循環型の生活。

素敵にリノベされ、材も建物もそして亡くなられたご両親も

喜んでくださっているに違いありません。

 

内部のインテリアは、ご自分達のセンスで業者さんに依頼されたとか。

 

私が請けたら耐震補強のことなど検討しないと踏み切れないですが、

↓  土壁の貫の間をガラスにしてしまうアイデアも素敵でした!!!

 

 

設らいのセンスはレストランの時にも存じていましたが

本当に素敵な美しい空間でした。

 

 

古民家を再生すると、『和』に寄りますが(それはそれで、美しく好きです)、

和でも洋でも無いような、古さを活かした空間にしてみたいなぁと、

長いこと想っていたので、それを体現されていて素晴らしいと思います。

(実際、お話を伺ったところ、同じようなことを仰っていたのも印象的です)

 

そんな空間にリノベしたい方がいらっしゃれば、是非お声掛けくださいませ!!!笑

 

 

この空間に身を置いていたら、平塚にある『熊澤酒造』さんのカフェにも

久しぶりに足を運びたくなりました♪

(過去の写真を探したのですが、見つかりません😢)

 

古い建具や材を活用したリノベ、、、、

雰囲気は良いけど、寒いのは、ちょっと、、、と、よく言われます。

古民家が消えていく理由の一つでもあると思いますので、

スピカでの古民家リノベでは、温熱環境も整えていきます。

 

現在、三鷹で行っている大規模リノベ、、、

こちらの様子もまたUPしていきますね〜

 

FUSABUSA←HPはこちらをクリック(別ページに飛びます)

熊澤酒造MOKICHI

 

今日もここまでお付き合いくださり

ありがとうございました♪

皆様にとって、心地よく暮らしを楽しめる日々でありますよう。

 

よろしかったら過去記事もどうぞ ↓

潮風を感じて_房総の旅
新しい息吹_徳の蔵
古材・古建具を選ぶこと。

 

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