いったい、いつになったらクリーニングに冬物を出せるのでしょう。
芽吹いた木々達も驚いているに違いありませんね~
4月号の建築知識が「土地」特集でした。
これから家を建てる方の中には既に土地をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、
これから土地を探して・・・という方もいらっしゃると思います。
一般的に「周辺環境や交通状況、水はけ、日当たり、接道、がけ、
地盤強度、用途地域などの法的チェック」がポイントになるのですが・・・
ここに「埋蔵文化財チェック」も入れておくと良いと思います。
何故か、ここのところ続けて2回。
お客様の土地に埋蔵文化財が!
埋蔵文化財というと?と思う方もいると思いますが、
「遺跡類」の事です。
大判小判がザックザクではないのです(笑)。
市町村の教育委員会などが管轄である事が多いので、
そちらで対象区域か確認することができます。
文化財があるから建設できないかと云うとそうでもなく、
その遺跡の内容などにより建築できる場合もあり、
条件付きでの許可であったりします。
続けて2回の現場はどちらも都内ではなく、
その対応は各自治体により若干の違いがありますが、
大まかな流れを。
◎対象地域だった場合は、確認依頼の手続きをとる。
◎確認調査実施→一般的に、ここまでは無料の所が(特に都内)多いのですが、地方自治体は財政難で負担を強いられる事もあります。その場合の費用は、規模にもよりますが10万位~
◎結果、何も出なければ終了です。
◎本調査の必要ありの場合→個人住宅での本調査は、負担額が大きくお勧めできません。(規模によりますが、500万位が多いようです。)
→但し、遺跡に触らなければ建設OKとなります。
この場合、遺跡の埋蔵深度から保護層を確保しての建設となります。
浅い層で発見されてしまうと、
盛土を勧められますが(教育委員会側の意見です)、
建築側からするとNGなので対処が必要になると思います。
ちなみに・・・・
静岡県はボーリング調査(地盤調査)・杭の利用はOKでしたが、
千葉県ではサウンディング(比較的簡易な地盤調査方法)も杭もNGでした。
一昨日はそんな現場の測量立会でした。
平安時代からの竪穴住居跡があるそうで・・・・
大昔の住居跡に想いを這わせ、
そしてどうクリアして建てようか・・・悩みます。
ローマのように遺跡と市民生活が混在する街並みは不思議ですが、
日本も沢山の古代の遺跡跡が眠っているのですね~
写真は、
「気持ち良いから外で食べましょう」と
測量立会時に施主のMさんが作ってきてくれた、お弁当。
Mさん、ごちそうさまでした♪
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