ワークショップ次回は
【古色塗り】と、書いておきながら・・・
かなり時間が経ってしまいました!
熱海の現場は無垢材の表わし。
今回は「古色塗り」としました。
◎古色塗りとは・・・柿渋に顔料など(松煙など)を混ぜた塗料のこと。
かなばかりの確認の際、
工務店さんの事務所にてサンプル作り。
木材の種類によっても色の乗り方が違うので、
欅・杉・松などなどに塗ってみます。
柿渋+顔料(松煙、べんがらなど)の配合で色味もかなり変わってしまうので・・・
試しにオイルを混ぜてみたら、
しっとりして良い感じに(特に欅がっ!)。
・・・・が、今回は「柿渋+べんがら+松煙」としました。
濃い色の梁や柱も素敵ですが、
個人的には柿渋のみの木材の色がとても好きです。
そんな訳で蔵棟は小さい空間という事もあり、
柿渋塗りをお勧めしてみました。
柿渋は渋柿の汁を発酵させた、
古くから使われる自然塗料。
これのみで使用すると、
着色されているのか最初はわかりません。
だんだんと色が現れてくるかのように、発色します。
今回は木材に塗ってきてもらいましたが、
現場で塗布では未塗装との判別が付きづらく・・・・
時間が経って、変色していないところを発見!なんて事もあるそうです。
(施主施工した友人談)
そして蔵内部。やっぱりいい感じ♪
竹小舞も美しいですね。
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2件のフィードバック
kaoriさん
おはようございます♪
柿渋、いいですよね~防腐効果もあるようだし・・
土壁は憧れと施主の希望と。
でも伝統構法と壁倍率の耐力壁の考え方は合わないのでは・・・と
思い始めてしまい、確認通すのがちょっと大変でした。
でも、本当のところどうなんでしょうね。
構造家の方の話を聞くと、マチマチなので・・・
私は、普段から民家をやられているkaoriさんのところが興味津々ですよ(笑)。
一度見学に行きたい!と、切に願っております。
spicaさん こんばんは♪
私も柿渋好きです☆
時間が経って飴色になった時の色合いと艶がいいですよね。
柿渋の未塗装部分のお話、同じ経験談を私も聞いたことがあります。
小舞下地の景色がいいですね☆
なかなか私は古い民家を扱っている割に、貫の土壁で設計をやったことありません。
一応保存の対象になっている我が家ですら市の委託設計士と文化庁の考えなのか、構造用合板で耐力壁をとっている始末です。。。
ので、spicaさんのお仕事をうらやましく拝見しております。