女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

外からの眺めと内からの眺め

連休最後の日となりました。

私の連休は季節の服の入れ替えから始まりましたが、

本日の東京は暑い!(笑)

早まったか・・・と、

少し後悔しています。

 

祝日の今日は事務所に出ています。

息子達は部活や授業、夫はジム通い。

こう書くと、まるで趣味が仕事のようですが・・・・

単に仕事がたまっているだけで。

休日なので、電話もなく静かな時間が流れます。

 

明日打合せのお客様用のラフプランの仕上げ。

 

今回、プランを考えるのにあたって、

お客様からのご要望は

・敷地奥にある樹木を活かしたい

・樹木を通りかかる人にも楽しんでもらいたい

・通りに面するファサードは佇まいを大切にしたい

・そのための動線は諦めても良い

・日当たりも諦める

という、

住まいの間取りを考える時の私の鉄則「日当たり・動線」などは諦めるという、

意外なご要望。

 

敷地奥にある高木を活かすためには。

そして私は、

やはり使い勝手である動線は諦めてもらいたくない。

そんな事を考えながら、プランを練っていました。

 

「緑」を室内に取り込む時、

南の庭を考えがちですが、

実は意外と北側の庭も美しいものです。

 

樹木は南から陽の光を受け、

北側の部屋から眺めるとき、、、

陽光を受けた緑の葉を楽しむ事が出来るのです。

 

そして緑が近い方が美しいと考えがちですが、

これも借景という言葉があるように、

少し引いた室内から眺めた方が美しかったりもします。

 

そんな事を考えながら、

外からも楽しんでもらえ、

室内からも緑を楽しめる。

 

プランは出来ていたのですが、

今日は説明しやすいように緑の見え方と、

風の通り方などを図面に記入。

 

果たして気に入っていただけるでしょうか。

 

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