江戸時代後期に建てられた茅葺の母屋を、耐震性と断熱性を担保し再築しました。
ご相談をいただいた時は、解体しどなたかに譲る事・リフォームし賃貸とする事・
学童やケアセンターなどとして使用してもらう事。
色々な用途で模索していらっしゃり一緒に検討してきましたが、最終的には減築し居住部分とカフェ部分に
分ける事に決定しました。
間取りは現代の暮らしに合うよう変更し、
使用可能な躯体、時代を感じさせる式台、建具、瓦、タイルなどは再利用しています。
カフェ部分の梁が大変立派だった事もあり、再築時には天井を剥がして表しにしました。
屋根:ガルバリウム鋼板葺き、一部古瓦/外壁:半田仕上げ(一部鼠漆喰)一部下見板張り
内部床:杉材、土間/壁:漆喰、塗装、紙クロス/天井:板張り
サンカクスケールLLP(担当:木村慶一級建築士事務所・スピカ建築工房)
埼玉県川口市/2020年3月竣工/木造伝統構法/古民家解体再生