女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

60代、終の住処_松戸のリノベ始まります

GWいかがお過ごしでしたか?

前半はお休みをいただき、友人夫婦とキャンプへ!

(とても美しい景を見られたので、この話はまた次回UPしますね。)

後半はゆるゆるとお仕事と、友人に誘われ筍掘りに行ってまいりましたー

今年は残念ながら不作でしたが(>_<)

楽しめました!

 

 

さて、そんなGW明け、、、

ゆっくりと設計が続いていた、松戸のスケルトンリフォームがいよいよ動き出すことになりました。

連休前にバタバタと施工店さんが決まり、ホッとしたところです。

 

一昨日、お引越し後のご自宅に伺い、工務店さんと工事前の打合せを行いました。

築25年程の一戸建て。

半注文住宅だったようですが、思ったようにならなかった箇所もあり、

それでもご家族4人で愛着を持って住まわれていらっしゃいました。

残念ながら耐震性能が非常に悪く、評点0.4程、、、、

それでも、、、

南向きの風通しが良く日当たりも良いお家。

ご夫婦とお嬢様一人に猫さん2匹。

建て替えや転売しての転居、、、

などなど、いろいろ模索された後のご決断は、

この住まいに手を入れて終の住処とする。という事でした。

 

 

2階建て、総坪数30坪の住まいをほぼスケルトンとし、

外壁のやりかえ、間取りの可変と断熱、サッシを交換し、

耐震性と省エネ性を上げる事にしました。

 

施主ご夫婦は60代のKさん。

まだまだ現役でお仕事をされている共働き家庭。

お二人ともお元気ですが、将来を見据えて現在は2階にある浴室を1階とし、

1階で全ての生活が行えるように間取り変更を行います。

↓ 写真上の部分が丸ごと水回りになる予定。

 

 

お引越し後の室内を眺めながら、Kさんご家族がここで暮らしてこられた

20数年に思いを馳せました。

キッチンから、お子さんの様子を見ながら食事の支度をされていたのだろうなぁ。

猫さん達もやんちゃに走り回っていたのだろうなぁ。

お引越し当日、Kさんの奥様Y子さんから

『この家に越してきた当時の事を思い出しました。』とメールをいただいた事もあり、

ここに到るまでのKさんご家族とのやりとりも思い出しながら。

 

だんだん物が増えて、暮らしにくくなり、、、

若い頃に好きだったインテリアがしっくりこなくなり、、、

リノベを思い立った事。

ご実家のお母様の介護を通して、間取りの事など考えられた事。

寒い家を暖かくしたいと思われた事。

 

年を重ねてからの住まいは、子育て世代が求めるものとは

また違うものがありますね。

安全で便利で健康で居られる住まい。

これは誰もが望むコト。

けれど若い頃よりも『家での暮らしを楽しむ時間』が増える事。

そのため、より好みのインテリアで過ごしたいという気持ちも強くなるのではないでしょうか。

 

松戸の終の住処もKさんご家族にとって、快適に長く暮らせる住まいへと。

竣工は今年の秋。

工事の様子も少しづつUPいたします。

 

実はこちらのお宅には、、、、、

我が家の猫さん、りんちゃんの姉妹猫『小春ちゃん』がいるのですニャ(*ΦωΦ*)

(警戒心が強いため、打合せ中に会ったコトは残念ながらありません、、、、(T ^ T))

猫さんのための工夫も少しだけ、施します。

↑ 『いいニャ、羨ましいニャ』、、、りんちゃんの心の声(笑)

すみません、親バカです(๑・ .̫ ・๑)`

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さまにとって、住まいが心地よい場所でありますよう。

 

よろしかったら、過去記事も♪

古材をインテリアに♪_素材選びと古建具

大切なのは、どう暮らしたいのか

子育て世代の住まい_回遊性のあるキッチン

 

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