女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

構造見学会無事終了しました_ナラノキのいえ

東日本大震災から8年。

未だ仮設住宅で暮らされている方もいらっしゃり、

大切な人を失った哀しみは癒えることはないのだと思います。

それでも前を向き、日々が少しでも明るく、楽しくありますよう。

東京は暖かいけれど、、、

雨の月曜日です。

 

既に先月の話になってしまったのですが(いつものコト、、、?)、

2月24日に川口で行なっている

古民家再生現場「ナラノキのいえ」で構造見学会を行いました。

 

 

今回一緒に設計を行った、

サンカクスケールの木村が所属する多摩地区の構造勉強会。

通称「多摩会」の皆さん向けのイベントでしたが、

お施主様のOさんが主催を快諾くださったこと、

Oさんも勉強のために参加したい!とおっしゃってくださったこともあり、

調査に協力してくれた住宅医の方々にもご案内したところ、

当日は20名を超える方のご参加をいただき、

とても盛況な見学会となりました。

 

施工者の日沢建設の専務より、

この建物の解体時、

上棟時

などの説明を行ってもらってからの内部見学。↓

 

調査を手伝ってくださった方は、

暗い小屋裏が露わになったのを見て、

その架構をまじまじと確認。

 

大工さん達の技術に関心したり質問したり。

皆さん建築のプロということもあり、

なかなか鋭い質問があり、、、(^_^;)

質問に答えているうちに、

あっという間の2時間が過ぎてしまい、

見学会中の写真が撮れませんでした(>_<)

 

野地板が張られ、屋根断熱が施され、

屋根工事に取り掛かる直前の現場。

 

 

垂木だけの空が見えている時から、

ようやく「家」らしくなってきました。

 

元の矩計(かなばかり)=断面寸法から、

現代で住まいやすくするために床高さを下げてはいますが、

小屋組の架構はほとんど元の材を使用しているため、

下から見上げるとかなりの高さになります。

まだ床が張られていないので、尚更!

 

元の建物には立派な式台の玄関がありました。

格上の方がいらした時のため用の玄関ですね。

今回、この部分を1ブロック分移動していますが、

そのまま綺麗に解体してもらい

また組み直してもらっています。↓

 

 

こういう事が可能なのは、伝統構法ならですが、職人さん達の技術力が高い事も重要です。

 

これから内部配線なども進んでいきます。

また施工の様子をお伝えしますね!

 

今日もこのブログを読んでくださり感謝致します!

皆さまにとって、住まいが心地良い場所でありますよう。

 

よろしかったら、過去記事も♪

ナラノキのいえ_この佳き日、昔ながらの上棟式!

古材を再度使用できる、伝統構法の良さ_ナラノキのいえ解体工事Vol.2

古材を再度使用できる、伝統構法の良さ_ナラノキのいえ解体工事Vol.1

 

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