女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

古材を再度使用できる、伝統構法の良さ_ナラノキのいえ解体工事Vol.2

GWらしい、風薫る日が続いていますね。

さて、「ナラノキのいえ」の解体工事の続き。

(前回の記事はこちら

屋根材や茅を降ろしてからは、クレーンを使用しながら、

材を外して下ろしていきます。↓

 

↓ 下から上を眺めます。

(危険なので、クレーン休憩中の隙に。。。。)

上棟時から時間を巻き戻していくように、外していきますが、

この家を建てた当時の棟梁は当然いらっしゃらないため、

大工さん達が想定していた順番のように組まれていない箇所もあり、

すんなり外せる仕口、継手(木を組んでいる所の事です)、

「何故、このような組み方をしたのか?」

皆が首をかしげる位、外せない仕口もあり、、、、

かなり時間を要しました。

↓ なかなか外れない所には応援の大工さん達が集まってきます。

 

各材には、既存の図面通りに

番付(図面上での位置を示す、符号)を振っていきます。↓

 

↓ 梁などの横架材の上には、番付とは別に外していった順番や、位置を。

 

↓ そして手際良く、下ろしていきます。

 

↓ 下ろす順番もトラックに積む順番を考えながら、、、だそうです。

 

↓ 小屋組の時から、この存在を確認していて、

どうしようか、、、、と頭を悩ませていた材。

12M程ありますが、江戸時代、、、どうやって運ばれてきたのか、

土地の周辺にあったものなのだとは推測されましたが、、、

立派です。

圧巻です。

でもトラックには載せられず。。。。

 

「勿体ないねぇ。忍びないねぇ。」と言いながら、

最後までカットする事を延ばし延ばしにして、

現場で加工できないか、、、検討してもらいましたが、

最終ジャッジは他の材と一緒に搬出するという事に。

どこでカットしてもらい、継手を作るか、

現場で棟梁達と相談しながら位置を決定しました。

 

↓ そして次々とトラックに積み込みしていきます。

 

トラックでの搬出は2日かけて。

 

更地になった敷地では、先日地盤調査が行われ、

地耐力も確認し、改良無しの判定も出ました!

 

明日はいよいよ「ナラノキのいえ」の地鎮祭。

お天気に恵まれますよう。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さまにとって、住まいが心地よい場所でありますよう。

残り少ないGW、楽しんでくださいね。

 

よろしかったら、過去記事も♪

この佳き日、普請の仕事

地盤調査と改良工事

トコ鎮めのまつり~熱海での地鎮祭

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