自宅改修は狭小住宅の割に細かい造作が多く、
まだまだ工事中ですが造作工事もそろそろ終わりに近づき、
完成が見えてきました。
解体後、予想通り金物を全く使用していなかったため、
各部に金物補強と構造上耐力壁が必要な箇所を補強。
断熱材を入れ直し(壁には性能は低いですが入っておりました)、
サッシ交換や諸々の作業を経て、、、、そろそろかな?と楽しみにしていた事。
フローリングがついに搬入されてきました。
元々の我が家は新建材の家。
仕事では自然素材系のモノをお勧めしていますが、
自宅は壁はビニールクロス、床も安いタイプの複合フローリングでした。
経年劣化は著しく、結露でサッシ枠が傷み、
息子達が子供の頃に付けた傷も懐かしく朽ちていく感じはなく、、、、と、
ここまで書くと酷い家のようですね(苦笑)。
自宅の名誉のために、、、、
小さいけれど日当りも良く、気持ちの良い家でした。
多分、耐震が取れていて、それほど寒くなく、
せめて無垢フローリングの床だったら、
これほど大規模な改修は行わなかったと思います。
お客様の完成したお住まいや、
事務所の床(これはまたいずれ)の無垢材を見るにつれ、
夏場の肌触りの良さや冬の温もり
(堅い樹種のフローリングは、冬はやはり冷たくなります。)を自宅でも、
いえ自宅だからこそ味わいたいなぁ。。。。というのは、
私の長年の夢。
そして出て行ってしまいましたが、長男の憧れでもありました。
(長男には「俺が出てからなんて、ヒドイ」と言われています。)
前置きが長くなりましたが、
フローリングが搬入されてから、張られるのが楽しみで♪
工事中はフローリングを張った後には表面保護のために養生をします。
これを逃すと完成時にしか確認できなくなるため、
打合せ時や現場確認以外にも覗きに行っていました(笑)
今回使用するのは「三陸赤松」のフローリング。
ひとくちに無垢フローリングと云っても、
樹種により表情はかなり変わります。
堅い木、
柔らかい木、
木目のハッキリしたモノ、
柔らかなモノ、
どの樹種も個性豊かな表情を魅せてくれます。
「一番好きな樹種は?」と聞かれたら「栗」と答えるのですが、
今回の我が家には合わないような気がして、
次に好きな「松」としました。
松も
「赤松」
「唐松」
「ポンデロッサパイン」と、
まだまだ種類のある木ですが、「赤松」。
岩手のモノです。
松は赤みがかる樹種ですので、時間が経つと飴色に変化します。
陽に当り過ぎるとヤニが出やすいのが難ですが、
もしもの時はアルコールで拭けば落ちるので良しとします
(全ての松材にヤニが出る訳ではないです。
今まで入れられたお客様からヤニが出たと言われた事はないのですが、
今回の赤松は着色後に日光に当てていたら、ヤニが出てきました!)。
フローリングの樹種も部屋の雰囲気を左右しますが、
幅も大きなポイントです。
今回は幅120の製品としています。
フローリングは幅75位のものからあり、
幅が広い方が大らかな印象を与える空間になりますが、
細いフローリングも張り方や種類の選び方で印象は大きく変わります。
また、一般的には幅が広くなる程にコストアップし、
収縮も大きくなりやすいのですが、
これも樹種によってバラツキがあるので、設計者と相談してくださいね。
最近は床暖房対応の無垢フローリングや、
床暖房対応できる複合フローリングですが表面の無垢材の厚みが厚いもの
(無垢材と複合のハイブリッド)も種類が多く出ています。
無垢フローリングは経年変化で色味が変わっていくので、
目指すインテリアの雰囲気に合わせて樹種を選んでも良いと思います。
今日もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
素足に気持ち良い無垢フローリングの良さを多くの方に味わっていただけたら嬉しいです♪
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