暑い日が続きますね。
仕事が立て込んでしまい、かなりブログ更新を怠ってしまいました。^^;
現在、ナラノキのいえでは、材木の絶賛刻み中〜
一部の使用できない材は新材になる事もあり、、、
古材と新材の仕口や継手の加工に苦戦中です。
(新材だけの方が、もちろんラクです。。。)
少し前の話になってしまいますが、解体した古材の確認作業のお話を。
今回のナラノキのいえでは、江戸時代から現在までの間に増築された部分を
撤去し(減築)、ご夫婦+お子さん+お母様の4人で暮らす住まいと、
将来的にカフェにする部分に間取り変更をします。
架構はそのまま活かし、柱材も使用できるものは残す予定のため、
使用できる材とそうでない材などを確認する作業が行われました。
まず、調査時に痛みすぎて使用できないと思われる材を洗い出し、
図面に記載。
見積には交換する柱材を新材として計上してもらっていました。
解体後は大工さんたちの目で確認した使用が難しい材を洗い出してもらい、
1本づつ、一緒に確認していきました。
柱も根継ぎと云い、傷んだ部分のみを撤去し新材を継ぐ方法もありますので、
それが可能な材なのか、何故使用できない(大工さん目線で)と判断しているのか。
そんな事も話しながらの確認となるので、かなり時間が掛かりました。
↓ 写真と白板で記録します。
↓ 使用する材も、刻む際に間違いがないよう記録します。
調査時には傷んでいる事を確認できなかった、大きな梁があるのですが、
内部がグサグサで、、、、交換を余儀なくされたものが1本。
また梁としては使用できないけれど、経年変化した雰囲気や
この建物の歴史として残しておきたい材は、別の箇所で利用する事などを決め、、、
見積時には交換材は予算枠で取らせていただいたので、
できるだけ、予算枠からのUPが少なくなるよう、
大工さん達と頭を悩ませながらの決定。
ここは、やはり手を動かす方々の技術や智恵があってこそ。
再度図面に落とし、工務店さんの方では確定材の見積を作成してもらい、
お客様に費用と材の状態のご説明と確認をいただくために、
工務店さんも交えて報告会を行いました。
↓ 軸組模型で材の確認をしてもらいながら、、、
無事に承認をいただいたので、上棟に向け準備に入ります。
↓ 現在、現場では基礎が打ち上り、足場建ての際に支障のある外構の整理を。
材の到着まで、まだ少し。
在来の建て方とは違うため、今回は
建て方が始まってから、完全に上棟するまでかなり時間がかかります。
西日本の豪雨の被害、規模も大きく心が痛みます。
どうぞ皆様に1日も早い日常が戻りますよう。
心からお祈り申し上げます。
今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。
皆さまにとって、住まいが安全で心地よい場所でありますよう。
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