既に6月も中旬が終わろうとしていますね。
時間の流れる早さに驚く日々です。
時々、ブログに出てくる
ユニット仕事のサンカクスケールLLP。
男女3名の設計士で設計活動を行うユニットですが、
このメンバーで山梨県富士川町(旧鰍沢町)の古民家を自力再生中です。
忙しく、皆の予定が合わなかったこともあり、遅々としていましたが、、、
久しぶりに作業へ行ってまいりました♪
この古民家は、私たちメンバーが住宅医スクールを修了した年に手を入れ始めたため、
最初の調査も、住宅医の既存ドックをある程度踏襲しています。
測定しなくてもわかる位、傾いた床(笑)でしたが、
柱一本ずつの傾きを測定し、傾きの補正から耐震補強の計画、
断熱計画(無断熱の建物なので、何をどうするか、、、)から
議論を重ね、、、、
かけられるコストの事もあり、、、
試行錯誤しながらの再生工事。
石場建て(基礎がなく、束石の上に柱立ての建て方)と、
前の住人の方が行った、布基礎が混じった足元。
伝統構法+土壁でありながら、
前の住人の方が部分的に合板で補強した壁。
木造住宅は比較的自由になる、、、
と、思われていますが、
今回のように、建物全体の傾きを直したり、
土台の入替がラクにできるのは、昔ながらの伝統構法だからこそ。
と、感じます。
(仕口を金物で留めて行く、金物工法では厳しいです。)
さて、一度躯体をほぼ表しにしていた、この現場も
ようやく床が張られ、先日は杉板の床材にオイル塗りを施し、
昨年の雪で壊れてしまった、北側建具の入替を済ませました。
自力再生は学ぶ事も多く、
趣味と実益を兼ねた、、、
オトナの遊び???
半分、仕事???
床の解体や、傾きの立ち直しには近隣の方々が
驚いて見学に見えました。
これまで楽しく作業して来られたのは、
民家協会(JMRA)、民家の学校の同期(私たちは8期生です)や、
住宅医スクールでの同期など、多勢のお手伝いの方々のお陰。
先日も住宅医スクールでの仲間たちが作業を手伝いに来てくれました。
皆さん、実地勉強になるから、、、と、
ボランティアで参加くださいますが、とっても有り難い助っ人です♪
まだまだ水廻りや、
土壁の上塗りや、
設えや、、、
再生作業は続きますが、設計仲間たちとの
夏の仕事場としても活用できる日を夢見て♪
今日もここまでありがとうございました。
自然素材で居心地の良い住まいを♪
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2件のフィードバック
aoaoさん、おはようございます。
レトロな台所のシンクは実験用です♪
いつもコメントありがとうございます。
スピカさんおはようございます。古民家の自力再生大変でしょうが出来上がったら素敵ですね。無垢の床材が貼られレトロな台所も良い雰囲気ですね。