竣工5年＿千鳥のいえ

東日本大震災から今日で5年。

まだ見つからない方もいらっしゃり、

仮設住宅に暮らす方も多く、、、

復興へは、まだまだですよね。

どうか皆さまの暮らしが、

平穏な日常に少しでも近づきますよう。

昨日は竣工後、5年になろうとする、

熱海のゲストハウスに行ってきました。

2期工事を行う予定のための現調。

ここはスピカで設計監理を担当した、土壁伝統構法の木造棟と、

ユニットのサンカクスケールで設計監理したRC棟、

そして蔵、、、と、盛りだくさんな現場でした。

 

工事中に地震があったため、資材が入らず現場が止まるアクシデントを乗り越え

（当時は、大勢の方がいろいろな苦労をされた事と思います）

また、工事中に災害に備えるという事をお客様から宿題として

出された事もあり、非常用電源他、いろいろと調べて勉強させていただきました。

 

ゲストハウスの「千鳥のいえ」は、WEB内覧会が途中のままになってしまい（汗）、

他の物件もそのままだった！と、反省しきり。

 

手刻み、土壁の千鳥のいえは、

熱海という場所と、ゲストハウスという建物の性格上、

壁面に断熱材を入れていません。

厚さ100ミリの土壁+板張りの外壁という造りは、

2020年の省エネ法が義務化されると建てられないので、

既存不適格になるのでしょうか。。。

 

昨日は外壁側に外張りで断熱材を入れてあげれば

数値はクリアできるハズ！と思いつつ現調を済ませました。

工務店さんと一緒に点検も行いましたが、

土壁の隙や木材のゆがみなど、問題もなくひと安心でした。

 

敷地内には元々あった植栽を活かしつつ、

新たに河津桜を植えてもらっていたのですが、、、

見事に咲いておりました！

お陽さまが出ていなかったのが残念でしたが、

しっとりとした良いお庭となっていました。

 

時間がなくてバタバタしていいたのですが、

桜の季節に伺った事はなかったので

少しだけ写真を撮らせていただいて帰宅しました♪

 

一昨日は現在、改修計画を行っているお客様と、

民家再生物件の見学をご一緒したこともあり、、、

また土壁の家を設計する機会があると良いな〜

と思っています。

ご希望の方はスピカ建築工房まで是非♪

 

素敵な民家再生の記事もまた次回UPしますね。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さまにとって、住まいが心地よい場所でありますよう。

 

よろしかったら過去記事も♪

千鳥の家のこと~Q値とμ値

千鳥足

土の力～土壁の魅力-01

竹小舞～美しき下地材

 

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