小さな手。
現在設計中の木造住宅の基本設計が終了しました。
少し涼しかった日曜日、模型と図面を持参しての打合せ。
模型を取り出すと、お客様の2歳の息子クンが興味津々でテーブルにやってきました。
今回は土間や吹き抜けがあり、その空間を理解していただくため、前面を取り外して中が見えるようにしてみました。屋根も外して1階、2階プランも確認できるように製作したのですが、この模型にハマってくれた彼は矢継ぎ早に質問。。。
これまでの打合せ内容を聞いていたらしく、「1階にスタディコーナーがないですねぇ」(2階にできたのです)
「ここは何ですかー?」「ここはお隣ですかー?」と質問しながら、その返答に喜んで中を覗き込み、「ここはおしっこする所だよね」「ここで皆で寝るんだよね」と小さな手で指さし確認。
玄関から「ただいま~」と入り、「お母さんがお帰りなさい~っていうんだよねぇ」と、説明してくれました。
正直、2歳ってこんなに理解しているのだっけ???と驚くばかりでしたが、いつまでも喜んで見入ってくれている姿に、将来は建築家?!と思ってしまうほどの、設計者バカ(笑)な自分がいました。
とても楽しみにしてくれている、その姿にこれからの実施設計、確認申請諸々・・・頑張ろうと心新たにしました。
今回はコスト的に厳しい面も多く、後戻りをさせないためにも、ここで概算見積をしっかり取って先に進みたいと思います。
さて、そのまま顔が入っていってしまうのでは?という程に、じっくり眺めてもらった模型は施主のご主人の元に。
奥様と打合せをしている際に、ご主人をチラっと見ると・・・息子クンと同じ動きで模型を眺めていました。
やっぱり親子ですね。
微笑ましいこのご家族の住まいは、自立循環型住宅の考え方を採り入れた、パッシブな住まいとなる予定です。
※スピカ建築工房の夏休みは、8/10より8/15とさせていただきます。
今日もアクセスいただき、感謝します。皆さんに幸せが訪れますように。
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