女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

日常に想うシアワセ

0814

町はお盆休みのせいか、

いつもより静かですね。

 

我が家といえば、

息子は相変わらずの部活、、、

夫も私も仕事、、、

 

いつもと少し違うのは、

早めに帰宅する家人達に合わせ、

早目(普通の時間だと思いますが、、、)の夕ご飯をいただけること。

 

長男は大学卒業と共に出ていったので、

次男と食卓を囲むのも、あと少しかなぁ。

 

そう思うと、この何気ない日常が、、、

たまらなく愛おしく感じる瞬間があります。

お笑い番組にゲラゲラ笑う、次男と夫。

息子とのソファの取合い。

片付けを促して叱る自分の声。

時々やってくる、長男とお嫁さんのGちゃんの笑顔。

 

次男LOVEで、アマアマの夫を冷たい目で見るも、、、

まぁ、いいかとも思う瞬間。

 

小学生だった次男が命の宣告をされてから、

この夏で10年過ぎます。

当時、解明できない病だったため、

3年生存率30%と言われて、愕然とした夏の日。

 

脳天気な家族ゆえ、その事はすっかり忘れ、

次男が体調を崩すたびに(滅多に崩しません)

思い出す愚かさ。。。。

 

息子が退院できた、最初の休日に、、、

何でもない日常が、こんなにも幸せな事だったと

気がついた瞬間。

 

でも、すぐ忘れてしまう、

この感覚。

 

先日、高校の同級生が亡くなりました。

彼は出席番号が前後していたので、入学時から親しくなり、

社会人になるまでは、よく皆で一緒に遊びました。

実家が工務店だった彼とは、数年前の同窓会時に

何か一緒に仕事ができたら、、、と、

名刺交換をしていました。

 

会社の事もあり、

闘病の事も、亡くなった事も、

周囲には漏らさず、家族だけでひっそりと。

私たち同級生が知ったのも、かなり経ってからでした。

H君、彼の冥福を祈ります。

 

大切な幸せは、

いつも自分のすぐ近くにあるのに、

忘れやすい。

 

今朝の朝ドラの「まれ」も家族の事だったので、

いろいろ、、、想ってしまいました。

 

今、打合せさせていただいているご家族が、

家づくりについて、、、

生活の仕方について、、、

皆さんで話し合ってくださっている姿が、

本当に微笑ましく、

家族っていいなぁ。。。

そう思わせてくれた事もあるのかな。

 

今日という日が在る事に感謝です。

 

明日は父のお墓参りに行きます。
暑い中、今日もここまで読んでくださり、ありがとうございました。

皆さまにとって、今ある場所が一番のシアワセでありますよう。

 

よろしかったら過去記事も。

ちいさな幸せ。息子が出ていく日。

盆の迎え火

北の大地その壱~13回忌、義母がくれた風景

日常の小さな幸せをかみ締める

小児病棟の窓から

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5件のフィードバック

  1. kaoriさん、こんばんは。
    コメントありがとうございます!
    そう、、、私も映画かドラマの1シーンのような感じがして、ちょっと感傷的になってしまいます(๑˃̵ᴗ˂̵)و
    でも忘れてしまう、、、というのは、本当に抜けサクです(笑)
    ときど〜き思い出して、どきどきするのですけれど、今年は10年の節目で本人も大人なので、病気について(完治ではなく、寛解なので)息子ときちんと話をしました。

    そしてkaoriさんのエピソードを拝読して、またまた泣けてしまいました。家族と囲む食卓って、本当に大きく意味のあるものですよね。
    それがもう出来ない、、、と考えた時の事を考えると、胸が熱くなります。
    食事の風景。
    それが家族でなくても、大切な友人でも、自宅でも誰かの家でも。
    そういう温かい思い出を持っている事が、生きていく上での大切な糧になるような気がします。
    実はkaoriさんのお父様が、もう何年も前の私の記事にコメントを残してくださった事があって、、、(言おうか言うまいか、迷ったのですけど)。
    お会いした事はありませんが、娘さんを想う親心のようなものが伝わって、微笑ましく、羨ましく感じていました。
    海野宿に行った際にkaoriさんにお会い出来たら、その事も話したいなぁと思っていたのです。
    う〜ん、やっぱりkaoriさんにお会いしたいなぁ。
    なんて、私もとりとめもなく書き込みしてしまいました。

    1. spicaさん、やだ、私の父からspicaさんのブログにコメントがあったなんで、全然知りませんでした(汗)。 でもうちの父は、娘の関係者にほいほいと話したがる性格があるので慣れてます(笑)。 いずれきっとspicaさんとお会い出来る日があると思うので(あと数年もすれば息子も手が離れてくると思うので、一人で東京へ行く機会があるかもしれない)その時またお話聞かせてくださ~い!

  2. spicaさん、こんにちは♪ 
    お久しぶりです。(ブログの方は、ですけどね^^;;)
    思わず共感するところが多くて久しぶりにコメント差し上げた次第です。

    何気ない日常は愛おしい、ホント私もいつもそんな気持ちで過ごしています。
    何気ない日常の一コマが自分の目には映画のスローモーションなワンシーンになっていることがしばしば^^;; なんか大げさかなぁ(笑)

    spicaさんの次男くんの病気の事、、、
    今はご無事で本当になによりです。
    もしあの時、、、と考えれば、今、こうして生きていてくれる、と思うだけで泣けてきそうです。
    なのに、その病気があった事や何気ない日常の有難さを、忘れやすい、というオチのつくspicaさんが可愛らしいというか(あ、失礼^^;;)本当に辛い事に直面したからこそ、逆に忘れる力が働いているのかも? たまに思い出すくらいが丁度よいのかもしれませんね^^;

    私の話になりますが(すみません)
    私の両親は、実は私が大学の時に離婚しまして、別れること自体は私自身、受け入れる事が出来たのですが、一つ辛かったのは、もうこれから家族皆で揃って食事することがない、という事でした。
    当たり前だと思っていた日常(家族との食事)が、もうこの先二度と無いと感じた時はとても辛く悲しいものでした。
    そういう経験をしたせいでしょうか、今や何気ない日常をやたらに大事に思い過ぎて、これはこれでまた困りものだと自分では思ってます^^;; 
     
    そして、そうそう、私もお施主さんと打ち合わせしていると、お施主さん家族が皆で話し合っている姿、時として喧嘩っぽくなっている時もありますけど、家づくりをしている時が家族にとっては幸せな一時であることに間違いはなく、その幸せな時に私達も職業柄同席してるわけで、つい、その幸せな様子(喧嘩していても)にうウルっとする時もありますね。

    あと、私も実母との確執?という程でもないんですが母が苦手だったりします^^;;
    spicaさんのブログに以前、お母様の事、書かれていたように記憶してますが、
    その時もなんとなく同じだぁと、何度かコメント入れようと思ったことありました。(結局、忙しかったりでその時はコメント入れられませんでしたけど)

    あー すみません。
    とりとめない話をコメントしてしまいました!
      
    私も、今日という日がある事に同じく感謝です。

  3. aoaoさん、お返事が遅くなり申し訳ございません。
    コメントをいただき、あまり神経質に対応していない事も良いことなのかもしれないなぁと、励まされました。ありがとうございます♪

  4. スピカさん おはようございます。お盆の時期は亡くなった親族や友人の事など思い出す事が多いですね。難病だった息子さんが普段は忘れていられるほど元気に生活出来ているという事は素晴らしい事ですね。親が不安に思っていると子供は敏感だから心と身体に影響が出てしまったかもしれないので大らかな気持ちで暮らす事は良い事だと思います。同年代の方が亡くなると限りある時間を大切にしないとと思います。

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