女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

処暑~暑さは峠を越したのか

今日は二十四節気の処暑。

暑さが峠を越し、涼しさを感じる頃。

秋の節気なんですね。

 

東京はここの所の涼しさから、暑さが戻ってきました。

が、本日のうちの事務所は窓を開け放し、エアコン要らず。

風が抜けるので、天井・壁の表面温度は共に28℃で作業も可能です。

 

先月、リフォームの終了した川崎のお客様宅に伺うと、

暑い日だったのですがエアコンも使用せず、

扇風機だけで過ごされていました。

 

古い住まいのリフォームは、

床を杉の無垢フローリング、

壁内をウールの断熱材とし、

壁は漆喰仕上げ。

天井面を梁現しとしています。

 

Na
ゆるゆると南北に抜ける風と軒の出、

西日対策の緑のカーテン。

 

リフォーム前も、夏場はそれ程辛いと感じた事はないと仰っていましたが、

杉のフローリングはサラッとして足触りも良く、

猫ちゃんもゴロンと寝そべっていました。

 

放射温度計で計らせてもらったところ、

床面は28℃位、

壁面は29℃、

天井面は31℃(※梁現しのため、天井面が高い)

 

夏場の日射遮蔽と通風は大切だな・・・と感じた帰り道。

アスファルトの照り返しが熱い!!!と思って歩いていると、

急に涼しく感じた箇所が・・・・

良く見ると、足元が「インターロッキング」で舗装されていました。

Ond01

試しに温度を計ってみると・・・

アスファルトが56℃!!!

インターロッキングが41℃~44℃!

その差はなんと15℃です。

 

節電云々言ってる間に、

アスファルトの舗装を何とかしようよ・・・

と感じてしまった夏の昼下りです。

 

Ond03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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