改修工事前の自宅で次男が起き抜けに発した言葉。
「今日は寒い!お陽さまの当たる所は暖かいけど」
本当に太陽の恵みは有り難く、
放射冷却で冷えた外気も
日射が入ればサッシで隔てられた室内ではヌクヌクとしています。
自宅は断熱性能は低くとも、
サッシがシングルガラスでも、
日当りが良いお陰で日中、陽の当る所は暖かでした。
今回、仮住まいを捜す際に、
やはり日当りは相当気になりました。
自宅から近く、短期で借りられる日当りの良い所。。。
実際に借りたマンションは築年数は古く、
水回りなどは不便でしたが、
ベランダからの日当りだけは抜群で、
ほぼその日当りの良さだけで、
決めてしまったとも云える程。
日当りが良ければ暖かいか、、、、といえば、
以前事務所用に借りていた、
築50年程のマンションは日当りも良く、
雰囲気も良かったのですが、
とにかく寒かった!のです。
RC造のマンションでしたが、
サッシはスチールのまま。
趣きはありましたが、
隙間風が入り暖房を入れてもどうにもなりませんでした。
対して仮住まいは古いけれど、
スチールサッシはアルミ(シングルガラス)に取り替えられ、
ある程度の気密が取れています。
(スチールサッシや木製サッシで気密が取れない訳ではありません)
都合良く和室には障子があるため、
陽が傾いてくると障子を閉じ、
リビングのカーテンを閉めます(厚手のカーテン付でした♪)。
このカーテンや障子は冷気の侵入を防ぎ、
昼間の暖気が逃げるのを防ぐ役目もあります。
省エネが謳われて久しい今、
太陽光パネルやスマートハウスなどが住宅メーカーをにぎわせていますが、
基本はやはり日射取得と遮熱のコントロール。
次に断熱。
いろいろと付加するのは、最後、、、です。
いろいろな立地条件がある中で進む家づくり。
必ずしも日当り抜群とは行かないですし、
プライバシーも守りたい。。。。
窓からのエネルギー損失は大きく、
断熱性能を上げても窓の性能が低いと熱は逃げていきます。
ただ、、、、
損失が大きいという事は侵入も大きいという事!
取入れて、逃がさなければ、
必ずしもLOW-Eガラスにしなくても良いと思います。
カーテンの長さを窓枠よりも長めにするだけでも、
冷気の侵入や暖気の損失は防げますし、
断熱ブラインドの利用や和室でしたら障子を利用しても良いと思います。
夏場に限れば、
シングルガラス+スダレとペアガラス+スダレの効果には、
ほとんど差がないので、
既存の住まいでも工夫次第で
お陽さまと上手く付き合っていけると思うのです。
今日は立春。
風水暦では今日から新年、
そして春が近い事を知らせる日でもありますね。
カランコエの蕾みに、もうすぐ春が訪れる事を感じた朝でした。
今日もここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
皆さまに素敵な春が訪れますよう♪