女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

安心な建物を手に入れよう

先日までの寒さが和らいだ感のある今日。

構造リフォームの現場打合せに行ってきました。

都心の木造店舗、

築46年ほどですが、

間口が広く奥行きが1間(1820㎜)ない箇所もある、狭小建物です。

 

「元の雰囲気を残す」というご希望があるため、

壁材などを手作業で一枚づつ剥がしてもらったため、

かなり時間がかかっています。

 

リフォームは剥がしてみないとわからない部分が多く、

見積もり変更などが起こってしまう事もあります。

今回は、店舗という事もあり、

何度もいろいろな手が入り、

増改築を繰り返されている物件で,

私も開けてびっくり!な状態でした。

RIMG1411

RIMG1412

以前から雨漏りがあり、補修をされたそうなのですが・・・・

長年、雨にさらされた箇所は土台・柱が腐っていました。

 

そして、何故か理解に苦しむ補修の跡。

愛のない工事跡に、関係者一同うーん・・・・

 

耐震補強のために構造計算もかけてもらいましたが、

さてどうやって施工していこうかと、皆で知恵を絞ってきました。

 

一戸建てのリフォームをされる場合は、

信用できる工務店に頼むのはもちろんなのですが、

構造的にも大丈夫か検討してもらうことが大切です。

どんなにきれいに内装工事を行っても、構造がきちんとしていなければ、危険ですから。

 

耐震診断は設計事務所でも対応していますし、

市町村でも耐震診断士を派遣してくれる所も、助成金を出している所もあります。

気になる方は、役所や設計事務所、工務店などに相談してみてください。

そして安全な建物を手に入れましょう。

暖かくなった・・と思っていましたが、やはり現場は冷えますね~

 

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