女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

旗竿の狭小敷地、家づくりの流れを今一度おさらい_足立Mさんの住まい上棟間近 ♪

設計事務所との家づくり。。。

打合せから始まり、工務店との契約、着工。。。と、

私たち建築士にとっては毎回の事なので「当たり前」になっていますが、

お問い合わせをいただくと、皆さんどのように進めるのか「よくわからない」と、

言われる事が多いです。

工事が始まってからも、地鎮祭はどうするの?

上棟式はやったほうが良い?

どうやって工事が進むの?

などなど。

初めてなので、わからない事ばかりだろうと思います。

工程表を見ながら説明を聞いても、実際に見て「そういう事か!」と

思われる方も多いのではないかなぁと感じます。

 

足立の旗竿狭小敷地。

先日、地盤改良の様子をお伝えしましたが、

その後も工事は順調に進行中です。

こちらは施主のMさんからブログ掲載の快諾をいただいており、、、

せっかくなので、建物が出来上がるまでを順を追って

記事に出来たら良いなと思っております。

そこで今日は基礎工事の様子をお伝え致します。

 

地盤改良後、丁張り(遣り方とも呼びます)という建物の正確な位置出しを行います。

掘削→砕石敷き込み→捨てコン→防湿シート

→型枠組み→配筋→生コン打設(コンクリートを流し込む作業)

上記のような流れで現場は進んでいきます。

 

設計監理は図面通りに適切に施工が行われているかを確認する作業になりますので、

建築士は要所要所で現場へ行き必要な検査を行います。

 

建物の位置確認と、地盤面の確認は最初の監理業務。

 

今回の配筋検査日はあいにくの小雨。。。

 

 

鉄筋の間隔・径は図面通りか、

かぶり厚*1が法令通り、必要な厚さが取れているか、

定着長さ*2が適切か。

などなどを見ていきます。

今回は鋼製型枠を使います。

当日は雨の中、施主のMさんも下のお子さんと現場に来てくれました。

 

事前に質疑を受けていた箇所は、元設計から少し変更しましたが

この日の配筋の是正は特に無し。

アンカーボルトの位置も確認し、打設前に雨水が溜まっていたら

ポンプアップで抜いてもらうよう、監督さんにお願いしてこの日は終了。

そして打設です。 ↓↓↓

 

 

生コンはべた基礎部分と基礎立ち上がりの2回に分けて行います。

 

敷地に接する道路が狭かったり、

一通だったりすると、なかなか大変ですが、、、

今回はまさに一通・4m道路、更に旗竿地、、、、、

と、三拍子揃ってしまいました(^_^;)

 

幸い、近隣の方々がミキサー車を家の前に止める事を快く承諾くださったり、

職人さん、監督さん達が工夫してくれ、、、、

雨にも降られず無事に終了しました。

 

いつもながら気の引き締まる、プレカット*3図チェックやサッシの承認も

先日済ませ、上棟に向け準備に入っています。

 

 

上棟は22日、24日と2日に分けて行う予定♪

お天気に恵まれますよう!

 

*1 鉄筋から型枠まで、鉄筋から地盤面までの距離の事で、

鉄筋がコンクリートにかくれる厚さを指します。

*2 鉄筋を途中で継ぐ場合、重ねる長さが法令で決まっています。

(鉄筋径の何倍の長さという規定があります)

*3 材木は大工さんが手で加工する「手刻み」と、

機械で加工する「プレカット」の2種類があります。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さまにとって、住まいが心地よい場所でありますよう。

 

よろしかったら、過去記事も♪

配筋検査で見ているコト

土地を選ぶ時~地盤調査のその前に

 

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