女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

左官と実験シンクで造る洗面台。家づくりhistory_りすと暮らすいえVOL.3

雨続きでしたが、桜映えするお天気になってきましたね♪

 

「りすと暮らすいえ」少し間が空いてしまいましたが、、、

 

今日は洗面カウンターのご紹介♪

 

りすと暮らすいえは、築20年ちょっとのお住まい。

お母様と娘さんご夫婦で暮らす二世帯住宅です。

(前回の記事はこちらをどうぞ)

 

2階の設備はトイレのみだったため、今回の工事で

ユニットバス、造作キッチン、造作洗面台を設えました。

洗面台の仕上げは最初はタイル仕上げをご希望されていました。

雑誌の切り抜きを_パリのアパートメントをちょっと前衛的に改修した、

洗面台の写真でした_いただいたので、

タイル仕上げのカウンターにベッセルタイプ(置き型)の洗面台をご提案。

↓ いただいた切り抜き

紆余曲折の末、

最終的にご提案したのは実験(病院用)シンクと

左官で仕上げた洗面台でした。

 

タイルでも石でもない味わいを出せる、左官しごと。

昭和の初めは一般的だった左官仕上げ。

テラゾー(人造大理石)仕上げや、タデラクト(モロッコ漆喰)仕上げなど、

左官大好きな私としては、是非オススメしたい仕上げです。

かれこれ7年位前からのお付き合いになる左官職人の古川さん。

彼なくしては実現しなかった仕上げですが、

タデラクトでもなく、、、、

今回、日本版タデラクト?をご提案させてもらったのですが、

Gさんもこの提案を喜んでくださり、実現したのがこちら ↓

壁は左官(漆喰)でサーモンピンクに調色し、洗面台は左官(漆喰+石粉)で

ブルーに調色して磨いてもらいました♪

時と共に経年変化で良い感じになっていく事と思います。

 

シンクはTOTOのSK7

鏡と左脇の埋込BOXは施主支給品。

 

埋込BOX、、、実はミニチュアコレクション用の箱。

偶然ですが、我が家にも同じモノが埋め込まれています(笑)。

Gさんは弟さんが実家に置いていったこのBOXを

この洗面所の雰囲気に合わせて、塗装とフィルムシートでリメイクしたそうです。

工事中に現場に持ってきていただき、大工さんに取り付けてもらいましたが、

養生を外したら、インテリアに良く合っていました。

Gさんのセンス、さすが!です。

 

洗面所と浴室は、元は弟さんのお部屋だった洋室。

この洗面台がある場所は、元はクロゼットだった箇所。

クロゼットの奥行き650㎜を活かして洗面台を設置しました。↓

りす通路の作成と棚、フック類の取り付けのため、

先月、お引越し後のお住まいに、お邪魔したのですが、

この洗面所にも古材の棚板を取り付けました。

その時の様子は、また次回。
今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さまにとって、住まいが心地よい場所でありますよう。

 

よろしかったら過去記事も♪

左官いろいろ~モロッコ漆喰タデラクト

年を重ねてのリノベ。家づくりhistory_りすと暮らすいえVOL.1

暮らしを楽しむ、色を楽しむ。家づくりhistory_りすと暮らすいえVOL.2

 

日本ブログ村ランキングに参加しております。

読んだよ!のぽちっとクリックしていただけましたら、幸いです♪
にほんブログ村 住まいブログ 女性建築士へ
にほんブログ村

にほんブログ村 住まいブログ 自然素材住宅へ
にほんブログ村

保存保存

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

カテゴリー
アーカイブ