女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

我が家を慈しむ〜簡単お手入れオイル仕上げ

お陽さまの家が無事竣工を迎えました。

お引き渡しの日にカーテン取り付け工事をされるとの事でしたので、

工事を待つ間に施主のTさんと木部のオイル塗り♪

今回は亜麻仁油塗り。

床フローリングはオイル塗装品のため、

キッチン立上がり部分とカウンターにオイルを施しました。

T02

 

オイルを塗ると、しっとり少し塗れ色になりますが、

木部の保護になり、

変な艶も出ずに美しい仕上がりとなります。

木部には他にもペイントやウレタン塗装などの保護剤もありますが、

私は基本的にはオイル仕上げをお勧めしています。

 

オイルを使用できるのは、浸透できる無垢材ならでは。

ウレタンやUV塗装の中にはお手入れフリーの物も多いですが、

オイル仕上げは年に1〜2度、オイル仕上げを施していただく必要があります。

ちょっと面倒だな、、、、と、

思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

作業は驚く程簡単です。

 

ウエス(ボロ布ならば、何でも構いません)にオイルを染み込ませ、

木部に薄く伸ばして馴染ませるだけ。

この時、少しづつ伸ばすのがコツでしょうか。

より撥水効果を求める場合は、この上から蜜蝋ワックスなどを塗っても良いと思います。

どちらも自然なものなので、自分たちで作業するのも楽ですし、

お子さんと一緒に作業することも出来ます。

オイルも亜麻仁油、エゴマ油などの他にも、

いろいろなメーカーから自然素材のものが出ています。

匂いもオイルの種類によって様々なので、お好みで選んでも良いかもしれません。

米ぬかから出来ている、「キヌカ」のようなワックスもあります。

無垢材の家具や椅子にも使用できるので、

一瓶買ってストックしておいても良いですね。

 

一点だけ注意して欲しいのは、使用したウエスの処理。

自然オイルは発火しやすいのだそうです。(瓶に入っている状態では大丈夫です)

使用した布は必ず一旦水で濡らしてください。

その後、ビニール袋などに入れ、口を縛って処分してくださいね。

このひと手間さえ間違わなければ、問題なく安全に使用できます。

簡単なお手入れですが、これを行う事で木部の持ちも良く、

経年変化も美しく、何より住まいへの愛着が増す事と思います。

お陽さまの家では、奥様のMさんがオイル塗り。。。

マスクをしているのは、オイルのせいではなく風邪のためです念のため(笑)。

ダイニングに設置したカウンター前には、黒板塗料を使用しました。

お子さんのAちゃんが、これからここでお絵描きしたり、

ご家族でキッチン

(家族で使用するため、広めにキッチンの作業スペースを取っています)を

中心に過ごされていく事と思います。

お陽さまの家のTさんご一家は、今日がお引越。

あいにくの雨となってしまいましたが、諸々間に合ってほっとしています。

これから新しい住まいと共に、暮らしを紡いでくださる事を願っています。

こちらに掲載したオイルの販売先URLを載せておきますね。

私がよく利用するお店ですが、他の店舗でも扱っていると思います。

トミヤマ(主にオイル、柿渋)

・キヌカ(米ぬかワックス。東急ハンズなどでも入手可能)

・小川耕太郎∞百合子社

・リボス(ビボス、グレイボなどの蜜蝋を主成分としたワックス)

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございます。楽しい週末を♪

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