女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

建築さんぽ|URまちとくらしのミュージアムVOL.01

 

かねてより行ってみたかった場所。

今日は先日訪れた、

URまちとくらしのミュージアムのレポをUPしたいと思います。

ここは2023年にUR都市機構がオープンさせた、団地の中にあるミュージアム

現在は再生され「ヌーヴェル赤羽台団地(旧赤羽台団地)」の一角にある

野外ミュージアムです。

(内部見学のできるミュージアム棟もあります)

↓ 団地の案内図

 

 

↓ 見学は予約制になるミュージアム棟

 

 

ミュージアム棟は全90分のツアーとなり、

展示のうちテキストや写真パネルなどは著作権の関係で

写真不可でした。

見どころがあり過ぎ、、、説明を聞きながらパネルの文章を読む時間はあまりなく😭

復元したお部屋の写真も撮って、、、となると

正直全く時間が足りませんでした😂

 

入館するとシューズカバーを配布され、

靴の上からカバーを付けて移動します。

 

まずは4Fの同潤会代官山アパートメントの復元部屋からo(^-^)o

同潤会は関東大震災後の住宅復興のために設立され、

各所に集合住宅を建設していました。

今は表参道ヒルズにそのデザインの一部が残され

店舗などが入っています。

 

さて、その単身者用のお部屋は

ベッドが括り付けとなり、換気のために廊下側とベッドの間に

換気窓が設置されていました。

 

 

↓ 単身者用の部屋

 

 

ベッドの幅は畳一枚ほど(180センチくらい)

現代の男性だと厳しいかもしれないですね。

床は畳ではなくコンクリートの上にコルク敷き、

その上にゴザ!!!を敷いていたそう(@_@)

 

↓ こちらは世帯住戸

 

 

小さな床の間も付いていました。

 

 

そして、↓ このキッチンがなかなか使い勝手良さそう

 

 

どちらも浴室はなく、お風呂は共同だったそうです。

間取りを起こしたかったのですが、人が多く

そして見学時間が短く

(コーナーごとにゲートで仕切られ戻れないようになっていました( ;  ; ))

もう一度行かないと、、、です。

 

URの前身は『日本住宅公団」

戦後の日本の住宅不足を解消するために設立されています。

標準化を目指し、大量の住宅ストックを用意する必要がありました。

また、『食寝分離』の考え方の元、今では当たり前になっていますが

食べる場所と寝る場所を分けた間取りが誕生し、

これは画期的なことでした。

学生の頃、授業で聞いたなぁと思いつつ、、、、

蓮根団地の復元スペースへ

キッチンが可愛い☺️  ↓

 

 

当時、ダイニングスペースの使い方がわからない方が多く、、、

そのためにテーブルを備え付けにしたとか。

けれどその便利さに気づいた一部の方が、、、、

お引越しの際にテーブルを持って行ってしまうことが多々あり(^^;;

団地によっては、テーブルを鎖で止めて移動出来ないようにしていたそうです。

 

当時はまだ冷蔵庫が一般的ではなく、

造り付けの食器棚の一部に網の貼ってある、

食品庫用に通気性を良くした扉がついていました。

 

この間取りで冷蔵庫の位置を決めるとなると

悩ましいなぁ〜なんて思いながら、当時150倍の倍率をくぐり抜け

ここに引っ越してきた方たちは、暮らすことにワクワクしたに

違いありません。

 

このタイプから浴室も設置され、、、

 

 

洗濯のできるタイプの洗面台も設置されていました。

この時代、脱衣室はまだありませんね。。。

 

さて、蓮根団地のあとは公団初の10階建て高層集合住宅

『晴海高層アパートメント』の復元コーナーへ!

ここは私のワクワクが止まらないほど興奮したため、

記事が長くなりそうなので、VOL02としてUP致します。🙇

 

今日もここまでお付き合いくださり

ありがとうございました♪

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