既に先月ネタで大変恐縮なのですが、
焼物を少ーしづつ集めているうちに、
是非やってみたいと思っていたコト。
「金継ぎ」(銀継ぎもあります)。
これが出来れば、大切な焼物が割れてしまった時にも
少しは悔やまれずに済むのでは・・・・と感じていました。
今回、民家再生協会のイベントで北越谷の「蔵で行う金継ぎ体験」という、
素敵なイベントがあり参加してきたのです。
実はずっと「かなつぎ」と思っていたのですが、正しくは「きんつぎ」と読むことも初めて知りました。
自宅から割れた陶器を持参するように・・・という指示があったのですが、
我が家には「欠けた」陶器しか見当たらず。
自分の中のイメージは、やはり割れた陶器を金銀で継ぐ、その美しさだったのですが、
欠けも修復してみると、これはこれで良いものになりました。
この金継ぎの技術は日本独特のものだという事で、
西洋では傷をわからなくする修復法なのだそう。
金継ぎを施すことで、今までのものとはまた違う息吹を陶器に与え、
それを愛でることのできる技術は日本らしいですよね。
参加者の方で磁器のマグカップを修復されている方がいましたが、
磁器の金継ぎもなかなか素敵です。
本来は「漆」を利用するのですが、今回は一日教室のため「合成漆」の上に金箔を施し、
それでも乾燥時間は必要なので・・・・蔵1階にある創作フレンチでランチ。
なかなか優雅な講習です(笑)。
この蔵は、実は民家の学校同期の友人が手掛けた移築再生物件だったので、
一度見たいと思っていて、今回は美味しくて楽しくてためになる!と3拍子揃った素敵な講習!
そ~っと持ち帰った器達。
この夏、そうめんにおそばにと大活躍でした。
楽の蔵は北越谷から徒歩10分弱。HPはこちら。
今日もアクセスいただき、感謝です。皆さんに幸せが訪れますよう。
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2件のフィードバック
kaoriさん
こんばんは!
以前、kaoriさんのブログで金継ぎの記事を読んだ記憶があるのですが、あれは真鍮だったのでしょうか。
真鍮でも継げるのですねー
真鍮も味わい深い気がしますよ。
便利な世の中になって、自分もその恩恵に浸って生活しているわけなのですが、物を大切に想う心はなくさないように・・・と、思いつつ、ほっておくといつの間にか溜まっていく、いろいろなモノにアセアセしています・・・
ああっ 金継ぎ!
私も実はずーっと金継ぎをしたくて、しかしなかなか金は高価で、継ぐ技術も趣味の程度ですから、
結局、うちの雑器の欠けは、真鍮で繕いました。 けども、やっぱり輝きは金に勝るものはないですね。
物を大事にするということは、修理や修復の技術と共にあるようなところもあって、古民家再生~なんて言いながら、ぽいっと物を粗末にする同業者なぞみると、むむっ となることがあります。
spicaさんも、やっぱり同じ気持ち(金継ぎ)を持ち合わせていたんだー と一人嬉しく 記事を読ませてもらいました!
民家再生協会のイベント、なかなかいいですね。