女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

子育て世代の住まい_回遊性のあるキッチン

この夏、毎日夏日を更新しているような気がしますが、、、

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

毎日暑いので、30℃位の気温を「涼しい」と感じるこの頃です。

 

さて、ブログの更新がほんとに遅れております^^;

昨日、見積UPの図面を工務店さんに送り、気持ちがスッキリしたところで、

ようやくの更新です。

写真撮影に入らせていただきながら、ブログUPが途中になっているお住まい。

「キッチンがまんなかのいえ」の間取りの話を。

*  *  *  *  *  *  *  *

施主のYさんは、ビルダーさんからのご紹介でした。

共働きの子育て世代。

収納はしっかり取りたい、

インテリアは楽しみたい、

家事動線はラクにしたい。

打合せ当時、下のお子さんは2歳。

 

外観はビルダーさんの縛りがあり、もどかしい事もありましたが、

何とか折り合いをつけながら、、、

 

Yさんの敷地は横浜市にある分譲地でした。

北側道路から造成されたキレイな細長い長方形。

間取りも必然的に細長くなるため、思い切って2階ワンルームで

ご提案させていただきました。

1階に寝室を配し、2階にリビング・水回りの全てを配置しています。

↓ 玄関にはシューズインクロゼット。

シューズインからも入ることができるよう、回遊性を持たせました。

お子さんが小さい時はベビーカーなども置いておけますし、

室内に上げたくないモノやゴチャゴチャとしたモノもスッキリ片付きます。

↓ シューズインからすぐの所に手洗いコーナーを設けました。

外から帰宅して、すぐに手を洗い、うがいをして欲しい。

実はYさんの奥様は医療関係の方という事もあり、

キッチンの水栓も自動水栓を選択されています。

この手洗いコーナー。

Yさん宅では手洗いシンクでしたが、

スロップシンクとして、汚れた運動靴を洗う場所と兼ねても良いですよね。

↓ 2階に向かう階段の途中には本棚を。

キッチンは対面を望まれる方も多いと思うのですが、

今回は横並びの配列としました。

対面キッチンの背面にパントリーや水回り。。。

という間取りも出来なくもなかったのですが、

南北に長い敷地の良さを活かしたく、キッチンの脇にダイニングコーナーを。

↓ 正面に見える窓は北側の窓。

外部に小さなサービスバルコニーを設け、ちょっとしたゴミの一時置き場や

冬に暖めたくない食材の一時置き場に利用いただいています。

夏は南北に風が抜ける窓としても。

↓ 同じ位置からご家族で♪

 

ダイニング横並びの良さは、食事時の配膳のしやすさでしょうか。

キッチンで作業をしながら、ダイニングテーブルに目を配る事もしやすいですし、

対面キッチンの良さも叶えられる良さもあります。

ダイニングのこちら側に座ると、キッチンの手元はあまり見えないので、

雑然としやすい場所を見せない事も可能です。 ↓

背面のカウンターは奥様が在宅でお仕事をするかもしれないコーナー。

DIYで棚を造ります!とおっしゃっていた事をふいに思い出しました。

そういえば、どうされたかなぁ。

 

加えて回遊キッチン ↓

冷蔵庫の脇には0.75帖のパントリー ↓

回遊性のあるキッチンは特に数人でキッチンを使用される場合には

使いやすいですが、回遊する分、どうしてもスペースを取る事になるので、

間口が狭い敷地では厳しい事もあります。

 

普段の生活の全てを2階で完結するため、Yさんのお住まいでは

洗面所と浴室も2階に ↓ キッチン正面の扉の向こうには、、、

洗面所 ↓

階段脇には小さな和室の小上がりも。↓

2階でほぼ全てが完結するので、、、

Yさんはお子さんと小上がりで寝てしまう事も多々あるとか。

リビングの和室は、お子さんが小さな時はお昼寝で使用することも

できるので、便利ですよね。

 

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。

皆さまにとって、住まいが心地よい場所でありますよう。

 

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職人さん達の頑張りとお引き渡し前夜のコト_ナチュラルシャビーな狭小住宅

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