女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

東北関東大震災~建築士にできること

F1
東北関東大震災において、

被害にあわれました方々には心よりお見舞い申し上げます。

心落ち着かず、

ブログ更新することができませんでしたが、

被災していない私たちが日々の暮らしを過ごし、

何かできることを見つけていくことが最善だと思えるようになってきました。

 

地震発生時にはビックサイトで行われていた建材展に行っていて、

帰宅難民となりましたが、徒歩で帰宅しました。

おかげさまで家族も私自身も無事です。

ご心配いただいた皆様、ありがとうございました。

心温かいメールやツイート、facebookの書き込みなどに励まされました。

 

写真は地震翌日の私の事務所内のフローリング。

東京は震度5、

事務所は築48年のRC造の4階ですが大きな被害はありませんでした。

事務所内は厚さ5ミリ程度の無垢の古材をフローリングとして使用しましたが、

賃貸ということもありキッチン周辺は接着剤のみで固定したため、

地震の揺れではがれてしまったようです。

数日経った現在、反った板材は落ち着きを取り戻し、

元の場所に収まってきたので釘打ちしてしまおうかな・・・と思っています。

 

地震発生してから、現在進行中のお客様や工務店に連絡を取り、

様子を確認しましたが皆さん無事とのことで一安心。

一番気になっていたのは、耐震リフォームをした物件だったのですが、

幸いどの物件もクラックなども発生せずに済んでいました。

今回は津波の被害が大きすぎ、地震での倒壊などはあまり報道されていませんが、

関東近県では地震による倒壊もあったようです。

自然の力の前に畏怖の念を抱きながら、

この仕事の責務の重さを感じずにはいられません。

 

週明けに設計の友人と話をする機会がありましたが、

予算ありきとはいえ、

やはりリフォームをお受けする際は耐震補強をしっかり行い、

施主にも説明する義務があると。

それが私たちの務めなのでは・・・と思っています。

時間はかかると思いますが、

被災地の復興と幸せな日々の暮らしが必ずやってくる事を祈っています。

 

2件のフィードバック

  1. kaoriさん、ありがとうございます。
    自問自答しながら、ブログUPする気になれなかったのですが、何人かの方から心配するメールをいただきハッとさせられました。
    無事なものは、無事と発信する義務があるのだと思って・・・
    耐震性などの安全性だけでは済まない事でもあり、原発の事もあり、本当に考えさせられます。

  2. spicaさん!
    しばらくブログUPされてなかったので、心配しておりました。
    皆さんご無事でよかったです。
    建築士にできること、、、
    私も自問自答していました。
    津波にさらわれていく光景を目の当たりにして、
    もっともっと根本的に大事なことを、もしかして忘れているのかも、と。(何かに違和感を感じているのですが、それが何なのか、まだ自分で判然としないのですが。。。)
      
    とにかく、私たち建築士の責務は本当に重いですね。。。

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