昨年末より仮住まいの我が家。
元々、収納用の家具類があまり無いため(食器棚、チェスト、本棚、、、、)、
2DKのマンション(押入は1.5間分)では、何をどこに納めるかで悩みました。
3〜4ヶ月のために家具を購入するのも、、、、と、ためらい、
それでもどうにもならず購入したのは、1000円のコートハンガー。
自宅では比較的、掛けて収納していたモノが多かったのです。
片付かないので、
今までは何気なく使用していたモノ、
所持していたモノ達と向き合う事になっている日々。
そんな中、昨年何かの番組で片付け術の特集をしており、
その中で
「平らなスペース=心の平安(すごく要約しています)」を
提唱されて片付けている方がいらっしゃいました。
そのストイックさと言ったら、、、、、
空間はスッキリされていましたし、
所持するモノも割り切っていらして、素晴らしい。
でも、私にはあそこまで割り切れないなぁ。
すぐ買えるのも重々承知していても、
やはり食品や衛生用品のストックは切らせない。
と、思って見ていました。
とは云え、ある程度片付けなければ暮らしていけない。
仮住まいという事もあるのでしょうが、
モノの居場所が決まらない事が、
これほどに疲れるという事なのだと、初めて経験しました。
段ボールから出し、
どこに仕舞うか考えているうちに、
他のモノに紛れてしまい、また捜す(笑)。
なんという無駄な時間!
と、収納について考える事の多かったここ1ヶ月。
偶然、とある方のブログにたどり着きました。
ライフオーガナイザーの石井純子さん。
ブログはこちら。
ライフオーガナイズについては、
数年前にやはりとある事で片付けに悩んでいた際、
書店で手にした書籍で知っていました。
私はコンマリさんの「ときめく」片付けに一時期影響され
(というか、しっくりきたのです)、
ときめくモノだけを残す断捨離をしていましたが、
このライフオーガナイズは片付けに「脳のクセ」も考慮する
(それが全てではありません)所が他の片付け本とは大きく違い、
とても共感していました。
タイムリーな事にライフオーガナイズの講座がある事を知り、
先日、石井さんが講師をされている講習会を受講してきました。
ライフオーガナイズは単なる収納の整理にとどまらず、
思考の整理でもあり、
学んでいくと奥深そうでしたが、
ここでは収納について。
まずは捨てる所からは始まらず、自分の価値観を見つめる所から始めます。
そしてどうなりたいか、どうしたいかをイメージし、
そこに向かって整理(思考のです)し、作業に至る。。。。。
こう書くと、何だか面倒臭そうですね。
実際はそんな事はないのだと思うのですが、私の伝え方がイマイチですね。
この思考を整理する際に、
右脳と左脳の脳のクセも利用するのです。
誤解を恐れず、本当にザックリとお伝えすると、
右脳は感覚的/左脳は論理的。
と、よく耳にする事だと思うのですが、
片付けでも左脳をよく利用する人は「文字」や「意味付け」で整理していく
(例えば、同じ容器にラベルを貼り中身を記載)。
右脳の人は「色」や「形」で整理していく(BOXの色を変えるなど)。
右脳左脳はパッキリと分かれるものでもないですし、
本来その方の片付けに適したクセというか、
行動パターンで決定していく事なので、そこまで拘る事もないようです。
片付けにセオリーが無いのだと云う事に気付かされ、
美しく整然とする事ばかりが(憧れですが)収納ではない事にも、
その他にも気付きのたくさんある講座でした。
そして常々、
「収納スペースがたくさんあるだけでは片付かない」と感じていた事にも、
間取りや動線だけでは片付かない問題もあるのだという思いにも、
ヒントを得て、これからの仕事に少しでも活かせたら良いな、、、
と感じた一日でした。
ところで、私個人は、、、、
行動パターンは右脳左脳どちらもバランス良く使っているようです。
利き脳はインプットもアウトプットも左脳と出ました。
確かに衣装ケースの引出しの中などは、
結構仕分けて綺麗に納めている方かもしれません。
でも、、、、
本来、とっても面倒くさがり屋なので、
キッチンの調味料などを同じガラス瓶に入れてラベルを貼って(とっても憧れます♪)、
という事はできません。。。
料理する際には手際良く行いたいので、
視認できるよう、容器はバラバラ。
これ、自分的には美しくしたいなぁと、
いつも感じていた事だったのですが、
今回、出来ない理由が分かった気がしました。
容器を形や色で覚えていて、
パッと取れる方が私にとっては楽だったからなのですねー
ならば、右脳?
それでも、
自分はちょっと苦手と思っても、
その憧れの暮らしのために、頑張るか。
自分のやりやすい収納を選ぶか。
自分を知っていてやってみるのか、
否かは、
知らないでやって、
結果落ち込むより、ずっと良いですよね。
設計者として出来る事は、
その方に合った収納方法を使いやすく、
そして出来れば無理せずスッキリと暮らしやすい空間にする事だなぁと、
今日もここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
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2件のフィードバック
スピカさんこんにちは♪
今回の記事。興味深く拝読しました!
ガラクタ捨てれば人生が変わるという本を読んで、
私も一時片付けに一生懸命になったことありました。
でも、性格なのかなぁ。。
スピカさんはご存知ですが、私はモノを飾ったりするコトが好きで、
結局、色んなモノが混在したスッキリに程遠い部屋…
ちょっと ’ お片付けコンプレックス’ を患っていました(^_^;)
でも、今回の記事で、美しく整然とすることだけじゃなくってもいいんだぁと、目からウロコ。
収納って、その人の性格や暮らし方によって、合う合わないってありますよね。。
ウォークインクローゼット形式が向かない方もいるし…
設計者として、色んな暮らし方の方々を見ているからこそ、
その辺りを見極めてご提案するコト、しみじみ大切ですねぇ。
為になる記事をありがとうございました!!
いいひさん、コメントありがとうございます♪
片付けは暮らしと密接なので、興味深いですよね。
いいひさんのお住まいは、飾り付けがインテリアとも合っていて素敵ですよ〜
我が家は夫や息子が好きなようにモノを置いていくので、理想と程遠く(人のせい。。。笑)、スッキリした空間に憧れます。
でも収納の仕方には、本当に向き不向きがあると思うので、その辺り踏まえてご提案していきたいですよね。