9月に入り、涼しい日が続いていますね。
湿度の落ち着いた空は、スッカリ秋模様。
先週は現場に向かう空にうろこ雲を見ました。
さて、前回のバラガン建築見学。(こちら)
サンクリストバルの厩舎後には、世界遺産のテオティワカン遺跡に行ったのですが、
この話はまた今度。
翌日は朝からカンデラ設計の教会見学を始め、
バラガンの作品をいくつか見学しました。
・カプチーナス礼拝堂
現在、写真撮影は禁止との事で写真は撮れませんでした。
この礼拝堂はバラガン自らが建設費用を捻出しています!!!
自分が建てるのだから、自分の思う通りの礼拝堂を。。。。
設計を生業とする身として、ある意味わかるけれど、、、
それだけ力強い想いがあるのだと思いつつ、
ある意味確実に自分とは違うなぁ。
なんて。
いや、誰も巨匠と同じだと思っていないよー
という声が聞こえてきそう(笑。
ここの見学はかなり厳しく、予約はもちろんですが、
シスター達の厳しい監視の元、案内に従って私語厳禁で見学させてもらいます。
↓購入したポストカードから。
礼拝堂に入ってくる光の加減と
ストイックな空間
静かに佇むと、自然と涙が溢れてきました。
家具などもバラガンの設計でしたが、
主にパイン材のようでした。
ここのシスター、とっても厳しい方でしたが、
私たち数人がグループから遅れて、かなりいつまでもしつこく(笑)
見ていたら、家具の中や引き出しの中なども開けて見せてくださって、
ありがたかったです。
・ギラルディ邸
今回の旅のメインは、やはりバラガンの住宅!!!
だったので、もう本当に楽しみでした。
現在もギラルディさんがお住まいですが、
一部を解放していて、見学させていただく事ができます。
写真は撮影料を支払うとOKでした。
撮影費を支払ったグループは別にされ、首から許可証をぶら下げるよう促されます。
アプローチは驚くほど素っ気なく、、、
↓建築雑誌で見てきた空間
ここを抜けると、、、
バラガンの世界が拡がります。↓
1Fの奥はダイニング(手前にキッチンがあるのですが、
ここは見学禁止。残念すぎる、、、、)
ダイニングの先にプール!!!
↓
プール上にはトップライトがあり、自然光が射しこみます。
1日の中で光の加減で空間の雰囲気、壁の色が変化していくようです。
ギラルディさんのお子さんは、子どもの頃にこのプールに入り
遊んでいたとか。
↑ ダイニングはレンタルもしているそうで、(金額は失念、、、)
日本の有名建築家の方々が、こちらでパーティを開いた事もあるとか。
↓ ダイニングから見える中庭
ジャガランダの木があり、壁の色が映えています。
さりげなく置かれた水受け。
家具やオブジェ、インテリア雑貨など、
ほぼ全てのものが、バラガンの選定したものとか。
置き場所も指定され、変更する事はバラガンの美意識から外れることから、
契約書にもそのまま使用するという一文が盛り込まれているそう。
玄関からダイニングに向かう廊下の黄色のガラス、、、
ステンドグラスかと思いきや、塗装!!!
↓ 「塗っちゃってるw」と見学者一同で食いついてしまいました。。。
その廊下を一旦戻り、、、
玄関ホールへと
階段を登り2Fへと
見学はリビングとテラスまででした。
最初に書いたように、
今もこの住まいは使われており、
建築当時から同じ施主さん、ギラルディさんがお住まいです。
バラガンがふいに訪れる事もあり、
オブジェ類の位置が変わっていると、注意を受けることもあったため、
3人の子育てをしながら、この家に住むのは苦労もあったそうです。
ですが、もともと、バラガンのファンでこの家の設計を依頼していることもあり、
今でも契約時の文言を守り、住み続けているとお聞きしました。
いよいよ、この後はバラガン自邸!
お楽しみに♪
今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。
皆さまにとって、住まいが心地よい場所でありますよう。
素敵な一週間でありますよう♪
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2件のフィードバック
ひゃー素敵過ぎます♡♡
月曜の朝から素晴らしい写真満載の記事を読ませていただき感謝です!!
次回も楽しみにしていまーす(๑˃̶͈̀o˂̶͈́๑)
いいひさん、おはようございますー
コメント、ありがとうございます♪
励みになりますっ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
続きもがんばりますね〜