現在、ユニットで山梨県富士川町の古民家を改修中です。
先日は大工さんに来てもらい土台交換作業を行いました。
築75年の建物は外壁も土壁現し、
新たに壁を入れる部分と開ける部分などがあり、
既存の土壁を一部撤去することに・・・
ここで土壁の威力を目の当たりにする事になりました。
75年物の土壁はかなりヒビも入り、柱との取り合いには隙間も。
これがなかなかの曲者で、全く壊れません。
それほど頑丈な作りではない下地の竹小舞を柱脇でカットしてみましたが、
土を落とそうにも、しなりながらユラユラと粘ります。
結局全方向の竹小舞をカットして、ようやく土壁崩壊。
もくもくと立つ土煙が落ち着いた頃、土拾い開始です。
皆で丁寧に土を拾っていきます。
拾った土壁。
土壁は土に藁すさ等と水を混ぜ、発酵させて作りますが、
壊れた土壁に水や藁すさを混ぜ、新たに土を足して発酵させる事で、
再度使用する事が可能になります。
究極の自然素材ですね。
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2件のフィードバック
kaoriさん、こんにちは。
そうなんです、自力再生・・・自分たちで土台を替えてみて、全部やる事に無理を感じて、大工さんに人工で来てもらいました。
長野方面は葦下地なんですか?大工さん達は青森からだったので、木小舞が多いと言っていましたが、民家は地方によって本当に違っていて面白いですね。
自分たちで作業しながら、kaoriさんの事をよく思い出していて本当にすごいな~と、改めて感動しています。
spicaさん、こんにちは♪
こちらの家が手に入れた古民家ですね!
カテゴリー名の「古民家自力再生」という題に思わずエールを送ってしまいます!
土壁を壊す時に感触は、私も一応やったことがあるので判ります。確かにユラユラと粘りますよね。こちら長野方面の土壁は小舞に竹ではなくて葦が多いので、ユラユラ感が若干違うかもしれませんけども、だわわ~んって感じでした。(なんか変な表現になってしまった×)
かくいう我が家も自力再生に近いのですが、土壁に使う土を寝かしたまま、数年放置状態で(涙)、いつ出来るやらです。。。