女性建築士のパッシブな家づくり~スピカ建築工房~

間接照明で空間を愉しむ_灯りのハナシ

薫風というコトバがピッタリの日々。

日が長くなって、灯りを使用する時間が短くなってきましたね。

T

3月にお引き渡しした「キッチンがまんなかのいえ」。

お客様のYさんから

「家具が入りました〜♪」と写真付メールをいただきました!

お子さんのSちゃんの遊ぶ姿も愛らしく、、、、

施主検査の日のSちゃんのはしゃぎぶりが可愛くて、

楽しくて、、、

写真を撮らせていただいて、

UPしそびれているので

インテリアの様子と一緒に、また次回。

 

Yさんは灯りをインテリアとして採り入れたいとお話されていて、

最近はLEDの普及もあり、

ダウンライトでスッキリさせる事も多いのですが、、、

今回は間接照明とペンダントライトをアクセント使用していただくよう、

計画していました。

 

灯りはインテリアの重要なポイント。

 

賃貸にお住まいの方でも、

灯りを変えるだけで空間は劇的に変化します。

日本人は明るい室内を好む方が多いので、

蛍光色の白い光1灯で部屋全体を照らす住まいが多かったと思います

(マンションや建売りが、そのような仕様になっていましたし)。

お子さんが学習する部屋や、、、、

作業をする部屋には、、、、

やはり必要な明るさがありますが、

寝室やリビングなど、

リラックスする部屋では温かみのある灯りをお勧めしています。

意外に感じるかもしれませんが、

天井が明るいと室内はかなり明るく感じるものなので、

間接照明で天井を照らすのは効果的です。

建築的に厳しければ、

アッパーライトで天井を照らすだけでも効果があるのでお勧めです。

 

Y01

Yさんのリビングは勾配天井。

勾配の下から、天井を舐めるように間接照明を入れ、

天井を明るく、拡がりを持たせています。

 

「キッチンがまんなか」と謳うだけに、

ワンルームのような空間。

天井高さや床のレベルで空間を区切っています。

実用的にも照度の確保が出来るよう、

ダクトレールも入れていますが、

施主検査時のこの灯りをご覧になって、、、、

「リビングに他の照明は要らないかも。。。」と仰っていました。

 

間接照明は天井がスッキリとして、

他の照明器具を引き立てるのでお勧めです♪

が、デメリットは埃だまりになりやすいという事でしょうか。

かくいう我が家もリビングは間接照明。

昨日で1ヶ月だったので、間接部分を使い捨てモップでふきふき。

まだ埃は溜まっていませんでした。(ホッ)

 

一点注意が、、、

オレンジの灯りは温もりがあり素敵ですが、

高齢者がいらっしゃるお住まいでは注意が必要となります。

年齢を重ねていくと、人は黄味がかってモノが見えてくるそうです。

足元に注意が必要な箇所では昼白色の灯りが必要になってくるでしょう。

とはいえ、年齢を重ねても家での暮らしは楽しみたいもの。

従来の調光(灯りのトーンに強弱を付けるモノです)から、

段階的に灯りの色温度を変える事の出来る器具も出てきていますので、

そういった照明器具で日常の灯りのシーンを使い分けするのも素敵ですよね。

 

我が家はこれからの生活を見据え、

間接部分は灯り温度を変更出来る器具を入れましたので、

こちらのお話も、また次回♪

よろしかったら過去記事も↓

千鳥のいえ~和のしつらい01

 

皆さまの心にも素敵な灯りが灯りますよう。

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2件のフィードバック

  1. aoaoさん、コメントありがとうございます〜
    勾配天井に入れる間接照明は、灯りがほんのり拡がって
    お勧めですよ♪
    aoaoさんのお宅の照明も楽しみですね。
    ダイコーに丁度良いものがあるといいですね。

  2. スピカさんこんばんは。タイムリーな記事で嬉しくなります。勾配天井の間接照明素敵ですね。我が家も灯の切り替えが出来る品番を探さなければ。次回の記事も楽しみに待っています。

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