谷を眺めるアトリエの外壁は、板張り。
元設計は杉板+ウッドロングエコ(木材防腐含浸材)だったのですが、工務店さんの提案でサワラ+灰汁(あく)塗り仕上げとなりました。
杉からサワラへの変更は、減額なのか?甚だ疑問な所なのですが、ここは工務店のご厚意に甘えるという事で・・・
ですが、灰汁塗りは施主施工。
という事で、体験好きな私のお手伝いという名のワークショップ!
灰汁は天然の防腐材にもなり、木材の経年変化で起こる「シルバーグレー」化を最初から採り入れる事が今回の目的でした。
まずは灰を水で溶きます。それを木表にしておいた板材にデッキブラシでゴシゴシと・・・・
張っていくと見えてしまう小口にも、塗っていきます。その後天日で干して、一日の作業が終わりました。
本当は乾燥後に、余分な灰を落とす作業があるのですが・・・・今回はそのまま張るとの事。
今回は施主お一人でしたので、工務店の監督さん達にも手伝っていただき、夕方には完了。
正直・・・・平屋で良かったと思いました(笑)。
最初は楽しかったのですが、終了間際は腰が痛くなっていました(中腰作業が多いから?)。それでも、施主のMさんが病みあがりにも関わらず、熱心に作業されるのを見て全部やってしまおう!という気持ちに。
天日干しされる板材を眺め・・・帰り際にMさんが「こんなに皆で頑張って建てるのだから、沢山活用して楽しんで使いますね。」と嬉しそうにおっしゃるのを聞き、心地よい達成感に包まれました。
シルバーグレーの外壁材、張られるのが楽しみです。
※灰汁はアルカリ性なので、素手で触らないでくださいね。
過去のワークショップ系記事はこちら
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