昨夜のテレビ東京、

ワールドビジネスサテライトの特集は「森林を生かせ」

日本の森についてでした。

間伐材の利用から、安定した供給を目指して整備を始めた森林組合の様子・・・

去年、一昨年と民家の学校で伺った、天竜の森の事を思い出しました。

輸入材が高くなり始めた今、

国産材に日の目が当たり始めうれしい限りですが、

一過性で終わらずに利用して欲しいと願っています。

そこで昨年のすまい塾卒業制作で訴えた、

私のつたない文章もUPしておきたいと思いますので、どうかお付き合いを。

日本の森を育む家

「構造材は木」

日本の国土の約67%は森林です(保安林等含む)。

森林は光合成によりCO2を吸収しますが、

成長30年くらいをピークにその吸収量が頭打ちになることがわかっています。

また35年以降になると、逆に少しづつですがCO2を排出していきます。

日本は戦後、国策として従来ある広葉樹林を炭焼きし、

住宅建築に向け多くの杉・檜を植林してきました。

ところが今、外材に押され国産材は使われなくなってきています。

そのため林業は衰退し、山守も減ってきています。

森を手入れしていく事は日本の土壌を保全すると言う事。

日本の林業を支え、森の循環を促し、土砂災害を防止する。

長命住宅を木構造で建設し、日本の森を育みましょう。

杉の森を手入れしていけば、

花粉症患者が減るというオマケもあるかもしれません。

NCNすまい塾第1期卒業制作より-(c)スピカ建築工房

来年の着工予定の物件は、東北地方での伐採がおわり、乾燥中です。

SE構造のNCNでも、

国産から松の集成材を一部利用する事が可能でしたが、

どうやら国産杉の集成材利用が可能になるようです。

国産材もいろいろなアプローチがあるので、

こう書くと、国産なら何でもいいのか!と、お叱りも受けそうですが、

まずは知ってもらうこと。

そして利用してもらうこと。そして広めること。

前述の民家の学校で、林業専攻されていた方が

「割り箸でも、集成材でもいいから、国産材を利用して欲しい。

そうでないと、日本の林業は無くなってしまう!」と訴えていたことを思い出します。

私も国産材でのSE構法も利用してみたいと思っています。

興味がある方は、どうぞご連絡くださいね。

森のことを書いていたら、

いいひ住まいの設計舎さんでも、伊那の森林塾の記事をUPされていました!

昨夜は同じ番組を見ていたようです(笑)。

素敵な写真もUPされていますよ。

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