昨日は銀行の不動産部門の方とお話する機会がありました。
不動産物件を担保する場合の評価方法が、
登記簿だけでなく検査済証も必要である事、
済証と登記簿との面積相違が違反と見られてしまう事もある事
(この2つは、実は紐づけされていないので、同じ事の方が珍しいです。)
など、建築側での評価(構造物としての耐久性や、仕上げ、間取り)とは、
また違う意味合いなのだと知りました。
ところで、その時間を設けてくれたのは、
学生時代のバイト先の設計事務所の先輩の一人、Nさん。
その事務所で出会った先輩達には、いろいろと影響を受け、
その後も大変お世話になりました。
昨日は、Nさんの大学の同級生Oさんも同席だったのですが、
Oさんにもその昔何度かお会いしたことがあり、懐かしい時間を過ごしました。
当時の私は、10代の終わり。
初めての設計事務所、実務が新鮮でした。
バイトに出来る事はたかが知れていますが、
図面の訂正や展開図などを書かせてもらっていました。
Oさんには、Nさんの建築仲間の集まりで会ったのですが、
当時は「設計事務所の大人の先輩達!」と思っていたので、
緊張して世間話をするどころではなく、皆の話をただただ聞いていたのでした。
昨夜は、そんな自分を思い出しました。
皆、きらきらしていて、そんな彼らを見て、
自分も頑張って建築の仕事をしよう!と思ったコトとか。
「建築家の描く線は、言葉と一緒なんだよ」と、注意されたコトとか。
言葉のひとつひとつが新鮮だったコトとか。
とか、とか、とか・・・
当時の彼らの年齢は、とっくの疾うに越しているけれど、
やっぱりまだ越せてないような気がします。
それでも対等に「建築は楽しいよね。」と語っていた昨夜の自分が不思議な気も。
世慣れたんでしょうか(笑)。
出会いは大切ですが、
それが必然でつながっているものだと感じる今日この頃です。
ありがたいですね。