土曜日に近山スクール番外編として、芝浦工大准教授の蟹沢先生を囲む会がありました。
職人さんや、工務店の研究が専門の方ですが、前回の講義ではラオスの民家の話、日本でも、かつては普通に利用されていた「おが」「ちょうな」などが向こうにもあり、それが利用されている事など、興味深い内容だったのですが、今回は継手の研究のお話なども伺いました。
実験データと共に、実験室も見学させていただき、実験後の破壊された継手も見せていただきました。
数種類の継手の角度などに変数を持たせ、引張り試験を行った結果を見ると、伝統的に決められてきた数値が、科学的にも実証され、理にかなっていることが伺え、本当に興味深いデータでした。先人の知恵とは、素晴らしい!そして、「指しがね」などの大工道具の奥深さにも、改めて感じ入った一日でした。
写真は、実験用に置かれていた木片ブロック。木の目が美しく、どこかで使いたいなぁと・・・それにしても、年輪の密度が木によってかなり違いますね。