ある日曜日、父が近所の畳職人から声を掛けられ、これまたご近所のお宅へ出かけて行きました。
私の父は数年前に引退を決め込み、母と二人で田舎に戻り悠々自適な日々を送る予定でした。ところが母が緑内障を発症し、片目失明・もう片方の視野もどんどん欠けていくので、住み慣れた東京を離れる事を断念したのです。
東京でご隠居か?と思われたのですが、「どこにも属さない何でもできる大工」は重宝らしく、昔のお得意さんから始まり、口コミで仕事がつながり、暇なときには田舎で畑仕事をする・・・という、ささやかな夢もままならない日々となりました。
さて、件のお宅は重量鉄骨造の一戸建。鉄骨なので、地面と1階床レベルがほぼ同じという仕上げだったそうですが、なんと!造作材がシロアリの被害を受けていたそうです。木造ではないので防蟻処理をしていませんし、造作材だけやられてしまったとのことでした。
湿気と結露からシロアリを呼んでしまったようですが、実はフローリングを張り替えたばかりだったとか。父曰く「気づかない施工会社なんて・・・」と。良心的に仕事をしてくれる業者を選ばないと、後々大変です。
湿気対策には、先日の民家の勉強会で珪藻砂という良い商品を教えてもらいました。今回、使用するつもりで検討中です。