久しぶりの更新です☺️
ここのところ、、、、
八戸・福島・加須、、、と東北方面のお仕事が続いています。
そんな中、久しぶりに西の方へ
14年前にユニットで設計させてもらった熱海のRC造の別荘。
規模が大きいため、マンションで云うところの大規模修繕を行う事になりました。
建物は建ててから必要なメンテを行えば永く使用していただけますが、
全く使用しない状態で
メンテも行わずにおいておくと、、、
やはり朽ちていきます😢
こちらの敷地内には私が担当させてもらった
伝統構法で建てた木造棟の『千鳥のいえ』もあり、
先日久しぶりに中に入りました。
↓ RC造とつながる扉(左)/結晶(結霜)ガラス(右)
建物自体は問題もなく、、、なのですが
8年前に増築した、ギャラリー要素のある渡り廊下が
風通しを阻み、雨落としの一部を切断してしまったため、
今回の修繕の際に樋を付ける事になりました。
(樹木が多いため、樋が葉で詰まる事を避け当初は樋無しでした)
木造棟の増築部分は、千鳥のいえと同じく土壁仕上げ。
一部に「蛍壁(錆蛍)」を取り入れています。
土壁の材料に鉄粉を混ぜ、
その鉄粉が酸化して錆びると蛍が飛んでいるように見えるため
そのような名前がついた仕上げです。
趣きのある日本らしい仕上げですね。
酸化させるには外気に触れた方が良いのですが、今回は室内、、、、
蛍が飛ぶのも時間が掛かるだろうと、左官屋さんと話したのが8年前。
今回、見事に蛍が飛んでいました!
↓ 全体
↓ 錆蛍のアップ
お引渡し後にゆっくりと完成する仕上げは、、、
今の時代に合わないのかもしれませんが
手しごとの良さを感じる、今後も残したい仕上げです。
まだ5月なのに真夏のような暑さと湿気にやられそうな日々💦
来週からは気温が下がるようですが
皆様体調を崩されませんよう。
今日もここまでお付き合いくださり
ありがとうございました♪
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錆蛍壁_左官仕事
錆蛍の壁を持つギャラリー要素の廊下_千鳥のいえ増築工事